正ちゃんとふくちゃん(浅草で牛すじ煮込みの牛めし) - 牛丼グルメ
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- 正ちゃんとふくちゃん(浅草で牛すじ煮込みの牛めし)
浅草には牛めしで有名な二軒の居酒屋がある。正ちゃんとふくちゃんである。大鍋で煮込まれた牛すじがご飯に乗る。牛すじ煮込みの牛めしだ。
正ちゃん
正ちゃんは浅草の居酒屋である。「せいちゃん」でも「ただしちゃん」でもない。「しょうちゃん」である。
正ちゃんの創業は1951年らしい。2010年に「とんねるずのみなさんのおかげでした」のきたなシュランで紹介されたときにも、創業から59年間タレが継ぎ足しされ続けているといった話があったようだ。
店舗は、ホッピー通りの北端、ウインズ浅草の手前に位置する。創業当時、ウインズ浅草は瓢箪池であり、正ちゃんは池の周囲に集まったバラック屋台の一つだったようだ。1970年前後に屋台から店舗になったが、2015年3月から6月にかけてその店舗を改装した。改装時には、きたなシュランで紹介された店舗がどのように改装されるのかが話題になったが、結果として改装前後でそれほど外観には変化がなかった。ただし、牛煮込みの大鍋が改装前まで店外に置かれていたのだが、これが店内に移動した。
正ちゃんの名物メニューは牛煮込みで450円だ。牛すじ煮込みでこんにゃくとタマネギも入る。創業以来タレが継ぎ足し続けられている大鍋で煮込まれる。これに大きな豆腐が添えられる。浅草の老舗豆腐店である市川食品の豆腐らしい。煮汁の滲みた豆腐だ。
この牛煮込みを丼飯に乗せると正ちゃんの牛めしになる。500円だ。残念ながら豆腐は乗らない。
正ちゃんの牛めしは絶品だ。美味い。とにかく味つけが濃いのだが、これがご飯に合う。病みつきになる味である。卓上には七味唐辛子がある。振りかけて食べる。やはり絶品だ。美味い。数年内に再訪することが決定した。
ただ、牛めしの感動とは別に気になる点は多々あった。ホッピー通りの店舗の一つである。基本的に高い。飲み物は注文せずに「牛めしください」だ。牛めしだけ食べて、さっと立ち去る、これこそが正ちゃんの有り難みを最大限味わえる方法だ。
店員の接客態度が横柄だ。ここは浅草、正ちゃんだ。店員は接客態度が横柄だと微塵にも考えていない。あらかじめそういうものなのだと把握しておこう。
牛煮込みを注文しようと検討するのは諦めたほうがいい。牛煮込みと飲み物を注文して、後からご飯を追加注文して、等々は検討しないほうがいい。とにかく牛めしを注文する。必要ならば飲み物も注文する。これが正しい。牛めしのアタマをつまみに飲むくらいでちょうどいい。とにかく濃いのだ。ご飯はいくらあっても足りない。
牛めし ふくちゃん
牛めし ふくちゃんは居酒屋である。
牛めし ふくちゃんのメニュー(価格)
お食事メニュー | 価格 |
---|---|
ホタテ丼 | 500円 |
焼き鳥丼 | 500円 |
牛めし | 600円 |
マグロ丼 | 600円 |
イクラ丼 | 700円 |
海鮮丼 | 700円 |
焼魚定食 | 700円 |
マグロぶつ定食 | 800円 |
うな丼 | 1,200円 |
うな重 | 1,400円 |
牛めし ふくちゃんへの訪問履歴
作者:馬場飯