ジャポネ(ロメスパ発祥の聖地)

ジャポネである。ロメスパという呼称はジャポネで生まれた。ジャポネはロメスパ発祥の聖地だ。

創業は1980年のようだ。2010年の朝日新聞のコラムでジャポネが「創業30年というパスタ屋」と紹介されていた。ちなみにジャポネはパスタ屋ではない。スパゲッティ屋である(カレーもね)。

首都高高架下にある銀座インズの北端奥地1Fで営業している。銀座一丁目駅もしくは有楽町駅が最寄り駅となる。銀座インズでサーティワン、マクドナルドといったテナントを通り過ぎると、ジャポネが現れる。通路とカウンター席の間に壁はない。テーブル席なんて当然ない。ジャポネはその店舗と通路の間に隔たるものがなく営業されている。

ジャポネはスパゲッティ屋である。茹で置きした極太スパゲティを、注文が入ると具材と炒めて提供する。昔ながらの喫茶店のスパゲティを思い出す日式スパゲティである。パスタのスパゲティをアルデンテで提供する店では決してない。店名のジャポネとは日本を指す。ジャポネは日本人の味覚にあった味付けを自慢としている店なのだ。

スパゲティのボリュームはレギュラー(並)、ジャンボ(大盛)、横綱と順に増やせる。ジャポネはデカ盛りで有名だ。メニューには記載されていないが、横綱から、親方、理事長とさらにボリュームを増やせる。本来、ジャポネはロメスパ発祥の聖地だから有名店なのではない。ロメスパという呼称が生まれる前からジャポネは有名店だった。ジャポネが一躍有名店になったのは、デカ盛りが可能だったからだ。スパゲティの量でレギュラー、ジャンボというのは言葉として理解できる。次が問題だ。横綱である。理解はできる。が、ユニークである。これで収まらない。実はメニューに記載されていないが、親方や理事長があるというのだ。ユニークすぎる。そもそも注文の仕方すら分からないではないか。好奇心を擽られすぎる。ジャポネ最大の魅力はここにあったのだと確信するに至る。

ジャポネのメニュー

スパゲティが全12種類で、他にカレーライスがある。

区分品名具材共通具材価格
和風明太子塩味明太子・のり・しその葉シイタケ・オニオン・コマツナ550円
ジャポネ醤油味500円
ジャリコ肉・エビ・しその葉・トマト600円
梅のり醤油味練梅・のり・しその葉550円
塩味
中華風チャイナ醤油味ザーサイ500円
塩味
洋風ナポリタンケチャップ味エビ500円
インディアンカレー味カレーソース500円
バジリコ塩味肉・エビ・しその葉・トマトシイタケ・オニオン・コマツナ600円
キムチスパキムチ味豚肉・キムチ550円
ヘルシースパ塩味野沢菜・かいわれ・ごま・赤とうがらし550円

スパゲティ12種類は和風、中華風、洋風他に分かれる。店名と同じ名称のメニューであるジャポネは、和風の醤油味で肉・シイタケ・オニオン・コマツナが入る。このジャポネにエビ・しその葉・トマトが追加されたメニューがジャリコだ。洋風メニューにはナポリタンもある。ケチャップ味でエビ・シイタケ・オニオン・コマツナが入る。

初めての注文はジャポネ、ジャリコ、ナポリタンなどから選ぶのがいいかもしれない。和風のジャポネは基本メニューで、そこにしその葉等を追加したジャリコ、洋風のナポリタンにもジャポネではエビやシイタケ、コマツナが入る

ジャポネはテイクアウト可能

電話予約をすればテイクアウトもできる。ただし当然だが横綱までで、親方、理事長は注文できない。以前は配達もしていたらしい。

2016年12月 ジャリコ レギュラー(並)

ジャポネ ジャリコ

2016年12月にジャポネでジャリコを食べた。レギュラー(並)にした。600円である。

店名と同じメニュー名のジャポネは和風の醤油味で肉・シイタケ・オニオン・コマツナが入る。ジャリコはジャポネにエビ・しその葉・トマトが追加される。

完食だ。聖地巡礼を完了した。数年後の再訪を誓う。次回はナポリタン レジュラー(並)だ。

ジャポネの卓上調味料

パルメザンチーズとタバスコがある。どちらも巨大なサイズのものが置かれている。

ジャポネを愛された方々

ジャポネ
ジャポネ13種類メニューの先駆的な紹介記事。まずは基本からだ。
食い道をゆく
ジャポネ13種類メニューの理事長制覇。要必読。俺は読んで涙ぐんだ。
ジャポネの全メニュー理事長を制覇する
ジャポネ13種類メニューの理事長制覇。スマートな図鑑的記事だ。

他のページもどうぞ!

作者:馬場飯