パスタ専門店 詩知里屋 - 熊谷B級グルメ
詩知里屋の紹介
詩知里屋は粉からつくる生スパゲッティ専門店
である。店名は「しちりや」ではなく「ししりや」である。
1970年代に創業した。熊谷駅周辺の歴史あるデカ盛り店といえば、詩知里屋と李家だ。腹ペコ学生に今も昔も愛されている。きっと詩知里屋で過去に青春時代を過ごした若者たちの何人かは、今の東京でロメスパを堪能していることだろう。
詩知里屋のメニュー
詩知里屋の主なメニューの価格帯は650円、750円の2段階である(2008年頃までは各々525円、630円だった)。
パスタは全メニューでスパゲッティかタリアテッレかから選べる。これ以外のメニューも含めてパスタは全品イタリア製パスタマシーンで粉から作ったもちもちの生パスタ
で、2分~3分で茹であが
るらしい。
ソースは、化学調味料を使用せず、自然の食材から時間をかけてダシを取った身体にやさしい味つけ
とのことだ。
詩知里屋といえば、スパゲッティ・タリアテッレ大盛りサービス
が有名である。ダブル(2人前)でもトリプル(3人前)でも一人で全部食べきると大盛り料金がサービス
になる。食べきれなかった場合は、大盛り料金がダブル(2人前)は+200円、トリプル(3人前)は+400円になる。
また、フォカッチャは無料で食べ放題である。
ランチサービスは11時30分から13時30分までの2時間で、サラダ・スープ・デザート・ドリンク・粉チーズのうち一品が無料になる。ただしランチサービスとスパゲッティ・タリアテッレ大盛りサービスを同時に受けることはできないので、注意が必要である。
詩知里屋の店舗情報
営業時間
10:30から14:30、16:30から20:40まで。
定休日は水曜日。
住所
埼玉県熊谷市星川2-85
熊谷駅北口から徒歩数分。
詩知里屋の訪問履歴
2012年11月ミートソース(ダブル)
2012年11月に詩知里屋でミートソース(ダブル)を食べた。650円だ。
初体験の詩知里屋である。ミートソースを注文することは直ぐに決められた。タリアテッレに変更せず、スパゲッティのままとする。ランチサービスを利用するためにシングルとはせずに、ダブルかトリプルかにしよう。セットメニューは注文しない。
しかしダブルかトリプルかで真剣に悩んだ。腹ペコだ。トリプルでも食べ切れそうである。しかし不味かったら後悔しそうだし、食べ切れずに+400円となったら口惜しい。迷った挙句、今回はダブルで妥協した。
生パスタは茹で上がりが早い。注文してまもなくミートソース(ダブル)が運ばれた。予想よりは小さかった。
食べ始める。
生パスタの食感は、弾力に冨むモチモチというよりも、モソモソとしていた。食べ進めると水分が欲しくなる。あんまり美味くない。
ソースはもっと挽肉がたっぷりだったら嬉しいのだけれども悪くはない。しかしスパゲッティの量と比べて少なめだった。
あっという間に食べ終える。満腹だ。しかしトリプルでも食べ切れる量だということが分かった。
フォカッチャは無料で食べ放題である。
詩知里屋のフォカッチャはパサパサとした口当たりで、食べるとモソモソとした。塩味も甘味も感じられない。単独で食べても美味くない。パスタソースと一緒に食べるべきなのだろう。ところが、ミートソースはソースの量がパスタの量と比べて少なく、残りそうにない。
欲張って二つ取らないで良かった。パサパサ、モソモソとした食感で味のないフォカッチャを単独で食べ切ることになった。残念だ。
フォカッチャがそれだけで美味かったら、たくさん食べる客もいるだろう。このフォカッチャならば無料で食べ放題も納得である。
2012年11月アンジェリーノ(トリプル)
2012年11月に詩知里屋でアンジェリーノ(トリプル)を食べた。650円だ。
詩知里屋の生パスタの食感がモソモソとしており、食べ進めると水分が欲しくなることが分かったので、スープスパゲッティを注文することにした。
アンジェリーノである。ベーコン・野菜・トマトスープのスパゲッティだ。
パスタの量はトリプルである。ダブルが容易に食べ切れることは分かっている。
しかし驚いた。
アンジェリーノ(トリプル)は、まるで洗面器のような丼鉢にスープが並々と注がれていた。巨大だ。見た瞬間、もう無理して食べ切るのはやめようと諦めた。
スープを飲むと腹が膨れるので、とにかくスパゲッティと具材から食べ始めた。優しい甘さの味つけだ。食べやすい。悪くない。
見た目に圧倒されてしまったものの、とにかく食べやすい。半分ほど食べたところで、心変わりした。食べ切れそうだ。店員にスープは飲み干す必要があるのかを尋ねたところ、飲み干さなくてもいいと教えてもらえた。助かった。+400円なんて馬鹿らしいので食べ尽くしてしまおう。しかし、刺激に乏しい味なので、食べ飽きやすい。
最後は機械的にスパゲッティを胃袋に詰め込んでいた。そして余裕が出たので、記念にスープも全部飲み干してみた。食べ切れた。満腹だ。限界である。達成感はあるものの、自分の馬鹿らしさに呆れてしまう。帰り道が大変そうだ。
作者:馬場飯