富士そばの鴨せいろ・鴨南蛮 - 東京立ち食いそば

富士そばの鴨せいろ・鴨南蛮の紹介

富士そばの鴨せいろ

鴨せいろ

2011年11月1日に富士そばで鴨せいろを食べた。430円だ。とても安い。

温かいつゆだ。甘辛いつゆだが、甘みが強い。細切りの白ネギと鴨の脂が浮く。つゆの底には鴨肉が沈んでいる。

鴨肉は一口大にカットされ、焼き目がついていた。きっと業務用加工品の鴨肉なんだとは思う。焼き目も工場でつけられ、店内ではカットするだけに違いない。鴨肉の風味は薄く、脂も楽しめず、肉質は硬い。しかし数枚入っていた。驚いた。立派な量だ。つゆの底から鴨肉をサルベージするたびに、まだ沈んでいたのか、と繰り返し驚かされる。

細長く切られた白ネギには焼き目はない。悪くはない。そして鴨の脂が浮いたつゆ、これがいい。確かに鴨せいろを食べていると実感できる。

430円である。当然だが、それなりだ。しかし430円の鴨せいろでなければ、そもそも鴨せいろなんて滅多に食べる機会がない。たかだか430円で鴨せいろを食べることができ、それが確かに鴨せいろを食べたと実感できる程度の味わいにはなっている、これがとても素晴らしい。しかも鴨肉は予想以上にたっぷりの量だ。

富士そばの鴨せいろは430円という低価格にもかかわらず、立派な鴨せいろの味になっている。素晴らしい!富士そばに行ったら、また注文してみよう。

富士そばの鴨南蛮そば

鴨南蛮そば

2011年11月6日に富士そばで鴨南蛮を食べた。そばかうどんか一瞬迷ったものの、そばで注文した。430円だ。

生そばの茹で立てを提供する立ち食いそば屋で温かいそばを注文してはいけない。コシがなくなるからだ。生そばが茹でそばよりも美味いのは、何よりも弾力があって歯応えを楽しめるからだ。

先日、富士そばで食べた鴨せいろにとても満足させられたので、富士そばに再訪して、今度は鴨南蛮を注文してみることにした。しかし、鴨南蛮という響きにドキドキしすぎて、一瞬の判断を誤った。温かいそばを注文してしまった。

鴨肉は鴨せいろと違って、そばの上にのせられていた。一口大にカットされ、焼き目がつけられている。4、5切れだろうか。鴨せいろを食べたときは、もっと枚数が多い印象をもっていた。錯覚していたのかもしれない。鴨肉は意外にもジューシーだった。肉質は硬いが仕方がない。細長く切られた白ネギには焼き目はない。添えられただけだ。そしてワカメものせられていた。

問題はそばとかけ汁だ。そばは箸で切れるほど柔らかい。弾力なんて微塵も感じられない。口当たりもふにゃふにゃとしている。腹立たしいほど残念だ。かけ汁も鴨の脂がほとんど消え失せてしまっている。元々のかけ汁の味が濃すぎるのだ。量が多すぎるのだ。折角の鴨南蛮だ。もっと鴨っぽい味を堪能したかった。

富士そばの鴨南蛮そばを注文してはいけない。注文すべきは鴨せいろだ。同価格の鴨メニューだが、断然鴨せいろのほうが美味い。ちなみに鴨南蛮うどんならば、もしかしたらそれなりに美味いのではないかと淡い期待をまだ抱いてしまっているところがある。

富士そばの鴨せいろ・鴨南蛮が販売中止?

2012年4月初旬のことだ。富士そばは大盛無料キャンペーンを展開している。あることに気づいた。衝撃的だった。

いつ頃からだったのだろう。鴨せいろ・鴨南蛮の食券が券売機から消えているのだ。鴨南蛮もまだうどんを試していないから残念なのだが、何よりも鴨せいろがもう富士そばで食べられないというのが残念で堪らない。販売数が伸び悩んだのだろうか。つゆを温めるという作業が負担になったのだろうか。どうして販売中止になってしまったのだろう。いつものことなのだけれども、食べたいときに食べられなくなってから有難味がより実感できる。

しかしながら、富士そばは各店舗ごとにメニューが異なっている。きっとどこかの店舗では鴨せいろ・鴨南蛮がまだ販売されているような気がしないでもない。今後は注意深く追いかけていこう。

もし富士そばで鴨せいろの食券が券売機にあって、鴨せいろが大好物だったとしたら、一度は試していただきたい。たかだか430円という低価格にもかかわらず、富士そばの鴨せいろは立派な鴨せいろの味になっているのだ。鴨肉の味それ自体は残念なのだが、その量は満足できるし、鴨の油が浮いたつゆが鴨せいろを食べていると実感させてくれるに違いない。予想外の幸せを感じ、驚いてもらえるのではないかと思う。

富士そばの鴨せいろ・鴨南蛮が販売再開?

2013年2月中旬のことだ。富士そば高田馬場店で鴨せいろ・鴨南蛮の販売を再開していた。素晴らしい!

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作者:馬場飯