富士そば日記2011-2013年 - 東京立ち食いそば

2011年06月14日もりそば大盛

もりそば 富士そばでもりそば大盛を食べた。もりそばは270円で大盛は無料だった。お客様感謝セールだそうだ。

今回の富士そばは、面白い限定メニューを提供してくれる高田馬場店ではなく、高田馬場駅前店だ。高田馬場駅の早稲田口を出ると、さかえ通りの入口左脇に店舗が見える。まさに駅前だ。高田馬場店と高田馬場駅前店でメニューや価格に違いがあるのかを確認してみた。

高田馬場店にあった朝得セットや赤辛もりうどんは高田馬場駅前店にはなかった。さらにはピリ辛鶏ねぎやゆず鶏ほうれん草、ネギ三昧もない。逆に高田馬場駅前店にあるのが竹輪天やいか天だ。高田馬場店は独創的で、高田馬場駅前店は一般的だ。

価格も違った。きつねが高田馬場店は350円で、高田馬場駅前店は360円だ。富士山もりは高田馬場店は560円で、高田馬場駅前店は620円だ。全体的に高田馬場店のほうが高田馬場駅前店よりも安い。たった100メートルだ。徒歩1分の距離だ。線路を挟んで山手線内は安く、山手線外は高い。

知っていれば誰もが高田馬場店に足を運ぶ。しかし高田馬場駅前店は徒歩数十秒だけ駅に近い。この微妙な立地が数十円の差を生むらしい。

もりそば もりそばを注文した。富士そばの冷たいそばは温かいそばと違って、実はそんなに悪くないということを確認しようと思った。

さりげなく茹で置きだった。しかも何かそばの中に何か青い異物が一点見える。スポンジの欠片だろうか。摘まんで取り除く。でも気持ちは萎える。

仕切りなおして、そばを啜ってみる。コシがある。予想通りだ。しかし別の想いがふつふつと湧き出る。ゴムみたいだ。当然だがゴムを食べたことなんかないけれども、そんな想いが湧き上がってしまうのだった。確かに弾力がある。これは悪くない。ふにゃふにゃとした柔らかいそばなんて御免被る。しかしゴムみたいだと思ってしまうと、何だかその弾力もゴムの弾力のようで、どこか美味くない。

立ち食いそばだ。蕎麦の香りや味わいを楽しもうなんて最初から思ってはいない。むしろつゆの影響なのだろうか。あまりにも香りや味わいが単調すぎると、たとえそば自体に弾力が感じられてもまるでゴムみたいに思えてしまうのだ。残念な発見だった。その辺りはどうにか巧く誤魔化してもらいたいところだ。

何はともあれ確認できたことはある。富士そばのそばはふにゃふにゃと柔らかくて美味くないというのは誤解である。少なくとも自分は誤解していた時期があった。温かいそばさえ選ばなければ、かなりのコシが感じられるそばなのだ。

2011年09月26日もりそば

もりそば

2011年9月26日に富士そばでもりそばを食べた。270円だ。

久しぶりの富士そばだ。急いでいたので慌しく食べた。ネギを全部つゆに入れてから、ワサビを少量ずつそばにのせては食べる。

またゴムみたいだと思うと、きっとゴムみたいに思えてしまうような気がしたので、美味いそばだと念じながら食べた。

口当たりがいい。食感も悪くない。ワサビの香りがアクセントになる。きっとチューブ入りのワサビだろうけれどもワサビはワサビだ。

美味い。あっという間に食べ終わる。

そば湯をそそいで飲み干す。何だかこれは味気ない。最後の締めが残念に終わってしまった。

富士そばのもりそばは、味わいながら食べるのではなく、美味いと念じながら慌てて啜って食べるならば、かなり美味く食べられるそばだ。

元々口当たりやのどごしが良いそばなんだと思う。

2012年04月05日もりそば大盛

富士そば高田馬場駅前店のもりそば大盛 富士そば高田馬場駅前店のもりそば大盛

2012年4月5日に富士そば高田馬場駅前店でもりそば大盛を食べた。もりそば270円+大盛0円だ。

入店して右手の券売機で食券を購入する。富士そばは大盛無料キャンペーン中だ。もりそばの食券の他に大盛0円の食券も発券する。無料なのでボタンを押すだけでいい。

店内奥の厨房で食券を渡す。厨房に向かって左手に給水機がある。水をもらう。右手は食器などの返却口だ。そばは茹でている最中だった。数分待っても茹でたては嬉しい。そんなに急いでいない。適当な席に腰掛けて1-2分ばかり待つ。テーブル席はない。全て一人席だ。

できあがると厨房からメニュー名で呼ばれる。角盆を受け取って席に戻る。そばは竹簀を敷いた間口が広くて浅い鉢に盛られ、そば猪口は薬味皿で蓋をされていた。

そばは生そばだ。色がやや濃いめで、太くも細くもない。興和物産ではなく紀州屋製麺のそばだ。薬味皿のネギをそば猪口に落としてから食べはじめる。そばがとても冷えている。口当たりがとても良い。歯応えに弾力は乏しく、噛むと折れるような食感だ。とにかくしっかりと冷たいそばという印象が残る。悪くはないが、美味いというのも何だか違う。茹で時間が短めで、しっかり洗うと、こういうそばになるのだろうか。立ち食いそばではありえないはずだけれども、蕎麦粉と小麦粉の割合で蕎麦粉が多いときの食感にも似ている。卓上のワサビをそばと一緒に食べても良い。少量でも確かに辛味と爽やかさが加わる。

好みとは少し違っていたが、このそばが好物で堪らないという方がいても理解できる味わいだった。満足だ。

2012年04月09日もりそば大盛

富士そば高田馬場店のもりそば大盛 富士そば高田馬場店のもりそば大盛

2012年4月9日に富士そば高田馬場店でもりそば大盛を食べた。もりそば270円+大盛0円だ。

入店すると二台の券売機に挟まれる。左手の券売機で食券を購入する。富士そばは大盛無料キャンペーン中だ。もりそばの食券の他に、お手製の大量印刷された大盛0円の食券をもらう。

店内左手にある厨房で食券を渡す。厨房に向かって左手に給水機やそば湯ポットがある。右手は食器などの返却口だ。そばは茹でている最中だった。数分待っても茹でたては嬉しい。そんなに急いでいない。適当な席に腰掛けて1-2分ばかり待つ。テーブル席はない。全て一人席だ。

できあがると厨房からメニュー名で呼ばれる。角盆を受け取って席に戻る。そばは竹簀を敷いた間口が広くて浅い鉢に盛られ、そば猪口は薬味皿で蓋をされていた。

そばは生そばだ。色がやや濃いめで、太くも細くもない。紀州屋製麺ではなく興和物産のそばだ。量が多い。高田馬場駅前店と比べて大盛にしたときの量が違う。これだけしっかりとそばが食べられるならば他には追加で何も注文する必要がなさそうだ。素晴らしい。

薬味皿のネギをそば猪口に落とし、ワサビと一緒に食べはじめる。高田馬場駅前店と違って、卓上にワサビは用意されておらず、薬味皿にワサビものっていた。少量でも確かに辛味と爽やかさが加わる。そばの口当たりは悪くないが、少しボソボソする。歯応えに弾力は乏しく、噛むと折れるような食感だ。悪くはないが、美味いというのも何だか違う。茹で時間が短めで、しっかり洗うと、こういうそばになるのだろうか。立ち食いそばではありえないはずだけれども、蕎麦粉と小麦粉の割合で蕎麦粉が多いときの食感にも似ている。

好みとは少し違っていたが、このそばが好物で堪らないという方がいても理解できる味わいで、たっぷりとそばを堪能できる。やっぱり質より量で、量も味のうちだ。かなり満足した。

2013年3月21日カレーカツ丼

富士そばのカレーカツ丼

2013年4月10日(水)23時58分からめしばな刑事タチバナはテレビ東京でドラマ化される。

当然のことながら、第1話は富士そばのカレーカツ丼だろう。巷で話題になるかもしれない。俺も富士そばのカレーカツ丼について語りたい。

残念なことながら、いまだに富士そばのカレーカツ丼を食べていないのだった。不幸なことに、530円という価格に対して、決して美味いものではないという直観が生じてしまうのである。

富士そばのかつ丼は美味いという定評がある。かつ丼に付くスープを評価する声もある。確かに自分も食べたことがある。過去の記録によれば2009年12月26日には富士そばで少なくともかつ丼を食べている。しかし、良い思い出がないのだ。かつ丼自体が実はそれほど美味くない。たとえスープで満足度が上がるにせよ、かつ丼それ自体の評価が自分にとっては今ひとつなのだった。

カレーが追加されても、これでは満足できない。その想いがカレーカツ丼を注文できなくする最大の要因なのだった。

誰か、本当にカレーカツ丼を注文せざるをえなくするような素晴らしい感想をウェブ上にアップしてもらえないだろうか。

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作者:馬場飯