松屋のビビン丼は美味いが高い? - 松屋ファンクラブ

松屋ビビン丼とは、豚肉とキムチ、きんぴらゴボウを炒め、温泉玉子と青ネギ、刻み海苔をトッピングし、コチュジャン風味の甘辛ダレをかけた丼ご飯である。スプーンで混ぜて食べる。長期間の販売中止から、牛ビビン丼との対決を経て、豚肉を使用した昔ながらのビビン丼が2019年9月3日から定番のレギュラーメニューとして復活販売された。牛ビビン丼は昔ながらの豚ビビン丼とは決定的に味わいが違ったのだ。

松屋のビビン丼

2019年10月1日時点で、プレミアム牛めしが380円、ビビン丼が500円である。ビビン丼はプレミアム牛めしと比べて割高なのではないだろうか。

主な食材は、プレミアム牛めしが牛肉であるのに対して、ビビン丼は豚肉と温泉玉子である。肉の量を知りたい。栄養成分のたんぱく質から肉量の大小を推定してみる。

プレミアム牛めしのたんぱく質は18.9gであるのに対して、ビビン丼のたんぱく質は23.4gにも及ぶが、温泉玉子のたんぱく質が5.8gなので、差し引くと17.6gとなる。ビビン丼の他の具材も考慮していけば、もっとたんぱく質は減少するはずだ。ざっくりしたイメージだが、プレミアム牛めしの牛肉はビビン丼の豚肉よりも量が多い。ビビン丼は肉の量を減らして、その分、他の具材を追加投入しているのだ。しかも、ビビン丼は牛肉ではない。豚肉である。ビビン丼は、プレミアム牛めしよりも肉の量が少ないばかりではなく、牛肉ではなく豚肉を使用しており、どう考えたって、プレミアム牛めしとの価格差が大きすぎている。

松屋は2019年11月現在でも店舗限定で豚めしを販売している。通常価格320円のところ、長らく割引価格290円で提供し続けている。ビビン丼のベースはプレミアム牛めしではなく、豚めしで考えたほうが良さそうだ。豚めし290円、温泉玉子70円、キムチ(半分として)45円で405円になって、残り95円がきんぴらゴボウ、青ネギ、刻み海苔だとすると割高感はそれほどない。本当だろうか?豚めしが290円で食べられるのにビビン丼は500円だ。トッピング単品の価格設定が高すぎなのだ。

コスパを考えれば、我々はプレミアム牛めしを注文すべきだし、可能ならば、豚めしや(プレミアムではない昔の)牛めしを注文すべきなのだ。ビビン丼は割高すぎる。なぜビビン丼を注文してしまうのか?

どうしようもなく美味いのだ。食べたくなったら御しがたくビビン丼を注文してしまうことになるのだ。コスパなんてどうでも良くなってしまうのだ。食べたいから食べる、それだけなのだ。ビビン丼が大好きだ!

ビビン丼は、店員が鉄板で、豚肉とキムチ、きんぴらゴボウを炒めてくれる。松屋のキムチはそのまま食べると美味しくない。味に深みがなく、ジューシーさに欠けるのだ。ところが、鉄板で豚肉ときんぴらゴボウに出会うことで化学反応が生じる。炒めたキムチは美味い。松屋の豚肉は単体では美味しくない。豚焼肉定食を注文すれば実感できる。バーベキューソースやカルビソースがあって、何とかメニューとして成立できているということが分かる。ところが、鉄板でキムチで出会うことで化学反応が生じる。悪くないのだ。融合するのだ。ビビン丼の美味さの秘密は、店員が鉄板で、豚肉とキムチ、きんぴらゴボウを炒めてくれているということにある。プライスレスだ。本当は労務費がどうこうでプライスがつくのだろうけれども、その美味さはプライスレスだ。

我々はコスパが良いからビビン丼を注文するのではないひたすらビビン丼が美味いから注文してしまうのだ松屋のビビン丼は永遠だ!

……手元に一枚のカードがある。その名を「感謝還元定期券」という。2019年11月30日(土)までビビン丼を含む定番丼が50円引きとなる。期間内ならば何度でも繰り返し使用できる。現在、確かにビビン丼の美味さを堪能している。だが、500円ではない。450円だ。この定期券が期限切れとなって、その後、自分がビビン丼とどのように向き合うのか、現在の自分には予想がつかない。

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作者:馬場飯