マイカリー食堂 高田馬場店 - 松屋ファンクラブ

マイカリー食堂の高田馬場店が2020年1月20日に松屋高田馬場一丁目店の跡地でオープンする。

マイカリー食堂は松屋グループのカレー専門店である。2020年1月時点で、板橋本町店、上野店、三鷹店、ル・シーニュ府中店の四店舗が展開されている。

俺のイタリアン、俺のフレンチ、俺のカレー、マイカレー食堂ということでいいか。明らかに間違っていそうだが、ともあれマイカレー食堂を紹介する。

2020年1月時点のマイカリー食堂のメニューをまとめる。

種類品名ソース価格
煮込みビーフカレープレーン煮込みビーフ490円
定番野菜550円
季節野菜690円
ごろっとビーフと煮込みビーフの
ダブルビーフカレー
890円
かつカレーロースかつカレーオリジナル550円
スペシャルロースかつカレー790円
ビーフカレー欧風ビーフカレー欧風730円
スペシャル欧風ビーフカレー980円
オムレツカレーハンバーグオムレツカレー欧風720円
ロースオムレツカレー820円
ハンバーグオムレツ煮込みビーフカレー煮込みビーフ790円
ロースオムレツ煮込みビーフカレー890円
その他季節の野菜カレーオリジナル
or 欧風
650円
季節野菜のごろごろチキンカレー680円
バターチキンカレー680円

カレーソースの辛さは5段階(マイルド・中辛・辛口・特辛・激辛)から選択する。創業時は、マイルド・中辛・辛口の3段階だった。辛口の2倍辛い特辛と、辛口の3倍辛い激辛は、後日、追加されるに至った。

カレーソース・ライスのサイズは3段階(少なめ20円引・普通・大盛+100円)から選択する。サイズが少なめはカレーソースもライスも少なめになり、大盛は両方が大盛になる。

マイカリー食堂の欧風カレー

カレーソースは3種類だ。オリジナルと欧風、そして煮込みビーフだ。オリジナルと欧風はマイカリー食堂創業時からのラインナップで、煮込みビーフは後発組となる。

マイカリー食堂のオリジナルカレーソースは、松屋のオリジナルカレーと同じカレーソースだろうか。メニュー名だけから考えれば、同じであるような気がする。また、マイカリー食堂のカレーのうち、後発組の煮込みビーフカレーは、松屋の創業ビーフカレーと同じカレーソースを使用している可能性が高そうだ。マイカリー食堂のカレーソース3種類のうち、マイカリー食堂独自のカレーソースは欧風カレーソースだけなのかもしれない。

マイカリー食堂で注文すべきは、欧風カレーソースのカレーとなりそうだ。欧風カレーソースで最安価格は季節の野菜カレー650円だが、+30円するだけで、季節野菜のごろごろキチンカレー680円が注文できる。そして、もう+50円すれば、欧風ビーフカレー730円に手が届く。悩ましい。しかし何だか値段が高いような気がする。最安価格の季節の野菜カレーは、カレーソースがオリジナルソースから欧風ソースに変更可能で、季節の野菜としてポテト・人参・玉ねぎ・かぼちゃ・ブロッコリー・レンコン・ミニトマト・ほうれん草と8種類の野菜が入っている。当然、一般的なカレー屋を想定すれば、どう考えても、お手軽な価格である。だが、マイカリー食堂は松屋グループの一員なのである。

創業時には、欧風カレーはプレーンが390円で、欧風ビーフカレーが590円だった。これこそ本来の松屋グループである。創業時から2020年1月現在に至るまでに、かなり値上げされてしまっているように感じる。2020年1月現在で仮に欧風カレーのプレーンが販売されていたとしたら価格は何円だろうか。煮込みビーフカレーの価格から欧風カレー(プレーン)の価格を逆算してみる。煮込みビーフカレー(プレーン)が490円で、季節野菜の煮込みビーフカレーが690円なので、季節野菜分の差額は200円となる。季節の野菜カレー(欧風カレーソース)が650円なので、逆算すると、欧風カレーのプレーンは450円だ。創業時の390円から+60円の値上げとなる。あらためて確認してみれば、結構な値上げである。

さらに、欧風ビーフカレーは創業時の590円から現在の730円まで+140円も値上げされている。どうやら創業時よりもビーフを増量したらしく、これほど大きな値上げ幅となっているようだが、少々厄介だ。ちなみに、スペシャル欧風ビーフカレーは、欧風ビーフカレーと比べてビーフの量が2倍になり、ゆで玉子がつく。スペシャルは980円にもなる。1,000円超まで後一歩というところまでに迫っている。仮に松屋で千円台のカレーを注文するところをイメージしていただきたい。信じられるだろうか。松屋グループのマイカリー食堂では千円台までもう一歩という価格のカレーが実際に販売されてしまっているのだ。

マイカリー食堂の欧風カレーは、創業時から現在に至るまでに、プレーンやロースかつカレーなどの価格帯の安いメニューを切り捨て、高価格帯メニューだけが残されている。松屋グループの欧風カレーは高級だというブランドづくりなのだろうか。少々注文しづらい。その一方で、今のうちにマイカリー食堂で欧風カレーを味わってしまっておいて、この程度の味かと早々に納得しておきたいという気持ちも強い。ということで、注文するのが非常に悩ましいところなのである。早々に見切りをつけたい。だが、いっそ一回も注文しないまま、見捨ててしまいたい。でも、実は凄く美味いのではないか、というループである。

マイカリー食堂のロースかつカレー

マイカリー食堂で人気No.1メニューはロースかつカレー550円である。ロースかつカレーの特徴は以下の5点になる。

正直、どうでもいい。特徴にもならない特徴だ。本当の特徴は一点だけだ。

マイカリー食堂のロースかつカレーは、創業時の価格が500円で、2020年1月現在では550円となる。+50円の値上げである。創業時の500円という価格が頑張りすぎと言えそうだ。550円でも納得である。ただし松のやのロースかつスパイシースープカレー650円との相違点は気になる。カレーソースの粘度の違いだけなのだろうか。

マイカリー食堂のサラダ・ドリンク・トッピングメニュー

種類品名価格
サラダカリカリポテトサラダ120円
レタスハムサラダ150円
エッグポテトサラダ180円
ドリンクコーラ120円
自家製ラッシー150円
コーンスープ180円
ビール(小瓶)300円

創業当初からエッグポテトサラダは販売されていたが、カリカリポテトサラダとレタスハムサラダは販売されていなかった。代わりに販売されていたのが、ミモザサラダ200円である。サラダの追加発注があまりにも少なかったため、ミモザサラダ200円を引退させて、より安価なカリカリポテトサラダ120円とレタスハムサラダ150円をメニューに追加したことが窺える。

種類品名価格
トッピングゆで玉子80円
エッグポテト(単品)100円
とろーりチーズ
ほうれん草
なす
揚げ茄子&トマト煮込み150円
定番野菜(じゃがいも・人参・たまねぎ)
煮込みチキン200円
煮込みビーフ290円

マイカリー食堂で松屋のフレッシュトマトカレーがメニューに追加?

Q.マイカリー食堂で松屋のフレッシュトマトカレーがメニューに追加される可能性はあるか。

A.マイカリー食堂で松屋のフレッシュトマトカレーがメニューに追加される可能性はほぼない。

マイカリー食堂にフレッシュトマトカレーがない理由

松屋のフレッシュトマトカレーを愛している。味はニンニク酸味トマトカレーだ。とにかくニンニクとトマトの酸味がきつい。それに耐えられない客も多かったに違いない。カレーソースはシャバシャバしている。粘度はほぼないに等しい。ライスと撹拌して一体化させてから食べるとこの上なく美味い。最上級のB級グルメを経験させてくれる。そして、激安だ。290円だった。値上げして330円になったが、それでもたかだか330円だった。

松屋のごろごろチキンカレーが美味いとか、創業ビーフカレーが美味いとか、そんな噂を耳にする。実際に食べてみると、確かに美味いのだが、クセにはならない。中毒性がないのだ。夢中になれない。美味い、美味いと言われると、つい、もっと美味いカレーが松屋にはあったのだと返答したくなる。フレッシュトマトカレーだ。

マイカリー食堂でフレッシュトマトカレーに出会える日は、きっと、ないだろう。マイカリー食堂は、客単価を上げることに夢中だ。フレッシュトマトカレーはその方針に相反している。

再びフレッシュトマトカレーを堪能したくなったときには、通販で買おう。他に抜け道はない。松屋でもマイカリー食堂でも松のやでも、もはやフレッシュトマトカレーに再会できる可能性は皆無に近いのだ。

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作者:馬場飯