上海生煎包@新大久保 - 高田馬場B級グルメ
- 高田馬場B級グルメ[高田馬場・早稲田]
- 中華料理
- 新大久保の中華料理
- 上海生煎包@新大久保
- 新大久保の中華料理
- 中華料理
上海生煎包の紹介
上海生煎包は2010年末から2011年初頭ぐらいに新大久保駅前で創業した上海生煎包のテイクアウト店である。新大久保駅と大久保駅に挟まれた大久保通り沿い北側に店舗がある。百人町屋台村傍らにあった上海生煎包は店名が同じだけれども別の店だ。既に百人町屋台村は閉店してしまったし、その傍らにあった上海生煎包も神奈川県川崎市に移転してしまっている。
上海生煎包の焼き小龍包は4個380円、6個570円である。焼き置きしてあるため、熱々の焼き小龍包ではなく、ぬるめの焼き小龍包になってしまうことがあるらしい。たとえぬるめの焼き小龍包でもしっかりと美味いようなので、熱々の焼き小龍包を購入できたら、それはとてもラッキーなのだろう。
ところで、上海生煎包の魅力は、焼き小龍包だけではない。上海生煎包は上海生煎包のテイクアウト店ではあるけれども、イートインスペースがある。
イートインスペースでは麺類が一律300円で販売されているのだ。上海生煎包では焼き小龍包を食べたことがない。むしろ惹かれてしまうのは麺類300円だったりする。
イートインスペースは非常に狭い。うなぎの寝床である。すれ違うのもやっとのスペースである。基本的には立ち食いが前提になっている。ただしうなぎの寝床の最奥には二脚折りたたみ椅子があって、幸いにも立ち食いする羽目になったことはまだない。
券売機も給水機もない。入店したら適当なスペースに陣取って、注文することになる。
麺類は、麻辣麺、担々麺、牛肉湯麺等々がある。繰り返す。300円である。ただし警告する。たかだか300円である。
卓上には、ポットに入った水があるので、プラスチック製のコップに注ぐ。コップは半透明の赤色や青色でカラフルだ。しかも可愛らしいキャラクターが印刷されている。幼児が使用するコップである。微妙な屈辱感を味わう。しかし、このチープ感が堪らなく良かったりもする。
卓上には他にも、塩抜きが徹底されていないザーサイや、焦げが少し気になる自家製の辣油、黒酢等々がある。異国情緒に溢れている。美味いかどうかは別にして、とても素晴らしい。
特にザーサイの使い勝手がよい。量のかさ増しになる。しかし塩抜きが徹底されていないため、あまりにも大量に麺類に投入してしまうと塩分地獄が待っていそうだ。塩抜きをあえて徹底しないことで、客が自発的に使用量を控えるように誘導しているのだとしたら、その戦術は見事だというほかない。
店舗
営業時間
11:00から23:00。
住所
新宿区百人町2-11-2 新戸山アネックス1F
上海生煎包のメニュー(価格)
品名 | 価格 | |
---|---|---|
焼き小龍包 | 4個 | 380円 |
6個 | 570円 | |
牛肉スープ (塩味/辛味) | 小 | 120円 |
大 | 150円 | |
韮菜餃子 | 3個 | 360円 |
麻辣麺 | 熱 | 300円 |
冷 | ||
担々麺 | 熱 | |
冷 | ||
牛肉湯麺 | 塩味 | |
辛味 | ||
醤油麺 | ||
炸醤麺 |
上海生煎包への訪問履歴
2012年04月29日麻辣麺
2012年4月29日に新大久保の上海生煎包で麻辣麺を食べた。300円である。
麺に驚いた。細麺ではない。麺と麺がほぐれずに、ダマになってしまっていない。300円の麻辣麺である。最悪の事態を予測していたのだけれども、幸いにもその予測は外れた。麺にコシは感じられない。しかし、本当に柔らかくなりすぎた麺ではなく、この程度ならば、これはこれで許容範囲内なのであって、むしろ大歓迎と言っていいかもしれない。しかし量が少ない。これだけでは一食として不充分だ。軽食と考えるほかない。
スープは、麻辣麺なので、辣が効いている。刺すような辛さを味わえる。しかし、極端ではない。適度な辣だ。逆に麻はほとんど感じない。痺れるような辛さはどこに行ってしまったのだろう。その代わりと言っては何だが、かなり塩っぱい。麻を凌ぎ、辣を凌ぐほどに、塩っぱい。第三の辛さである。出汁の旨味なんてどうでもいい。そんなものはない。とにかく塩っぱささえ軽減されれば、かなり許容範囲内に近づくはずだ。
具はモヤシと水菜がたっぷりめにのっており、白ゴマもふりかけられている。これはこれでいい。ザーサイを投入して、具の量を増やすことにする。ところが試しにザーサイを一口囓って気づく。これも塩っぱい。危なかった。大量に投入していたら、塩分地獄に陥るところだった。
上海生煎包の麻辣麺は、とにかく塩っぱい麻辣麺である。麻とか辣とかどうでも良くなる塩っぱさである。美味くはないが、何だかとても楽しくなってしまうのが不思議だ。
2012年05月20日担々麺
2012年5月20日に新大久保の上海生煎包で担々麺を食べた。300円である。
担々麺といえば芝麻醤である。練りゴマの風味を味わいたい。日本ではそういうものだと考えてしまいがちなのではないだろうか。
上海生煎包の担々麺は、麻辣麺の辛味を減らして、粗挽肉を具に加えたものだった。麻辣麺のスープが残念だったので、とにかくゴマっぽければ、それなりにコクが出るだろうし、いい具合に美味く喰えるんじゃなかろうかと予想していたんだけれども、見事に予想が裏切られてしまった。
麺が素晴らしい。あえて素晴らしいという書き方をしたい。細麺ではない。麺と麺がほぐれずに、ダマになってしまっていない。麺にコシは感じられないが、本当に柔らかくなりすぎた麺ではなく、この程度ならば、これはこれで許容範囲内なのであって、むしろ大歓迎と言っていいかもしれない。しかし、やっぱり量が少ない。これだけでは一食として不充分だ。軽食と考えるほかない。
スープは、担々麺なので、辣油の辣が効いている。刺すような辛さを味わえる。しかし、極端ではない。適度な辣だ。逆に花椒の麻はほとんど感じない。痺れるような辛さは味わえないものだと諦めよう。しかし、有難かったのはそれほど塩っぱくなかったということである。以前に麻辣麺を食べたときには、麻を凌ぎ、辣を凌ぐほどに、塩辛かった。第三の辛さに苦しめられたのである。今回の担々麺ではそれが緩和されていた。出汁の旨味なんてどうでもいいのである。そんなものはない。塩分に苦しめられないスープほどありがたいものはない。
具はモヤシと水菜がたっぷりめにのっており、それに粗挽肉が加わる。麻辣麺のときにふりかけられていた白ゴマはなかった。徹底的にゴマの風味が消された担々麺なのである。ザーサイを投入して、具の量を増やしながら食べた。
上海生煎包の担々麺は、ゴマの風味が微塵も感じられない担々麺だったのだけれども、気になるのは麻辣麺との違いで、粗挽肉が追加される分だけ、同価格なのだから担々麺がお得に思えて仕方がない。もう麻辣麺を注文することはなさそうだ。
作者:馬場飯