神戸らんぷ亭 - 牛丼グルメ

神戸らんぷ亭は2015年7月31日で全店舗が閉店した。ある時期にはらんぷ亭の牛丼を頻繁に食べていたはずなのに、記録に残してあるのは牛丼以外のメニューばかりだった。もうらんぷ亭の牛丼を食べることはできない。

神戸らんぷ亭の紹介

神戸らんぷ亭店舗外観 神戸らんぷ亭の給水機

1993年2月にダイエーグループの牛どんチェーンとして創業。神戸らんぷ亭の第1号店は恵比寿だった。セゾングループの吉野家よりも低価格で牛丼の販売を開始したが、吉野家は直ぐ二軒隣に恵比寿駅前店を開店させて、神戸らんぷ亭を牽制した。2005年12月、株式譲渡で経営はミツイワ株式会社に。

入店すると最初にレジでメニューを注文して、そのまま精算する。給水機でお茶や水を注いでから席に座る。カウンター席はなく、テーブル席と窓や壁に向かった一人席のみである。注文品が完成すると、席まで運んでくれたり、呼ばれて厨房前まで取りに行ったりする。食べ終わったら、食器を厨房に返す。セルフサービスだ。

神戸らんぷ亭の卓上調味料 神戸らんぷ亭の紅生姜

卓上には紅生姜、醤油と七味唐辛子、そしてドレッシング類が置かれている。ドレッシング類はケンコーマヨネーズ株式会社の神戸サラダ壱番館である。例えば2012年2月の江戸川橋店ではクリーミー金ごまドレッシングとノンオイル青じそドレッシングが置かれていた。基本的に小売は制限されていて、業務用に卸されているドレッシングである。ケンコーマヨネーズ株式会社のオンラインショップで神戸壱番館ドレッシング(300ml)や神戸サラダ壱番館ドレッシング(500ml)が販売されているが、30種類超のドレッシングのうち、オンラインショップで販売されているのはその半分にも満たなかった。

神戸らんぷ亭は高級牛丼チェーン店か?

遠い記憶のなかの神戸らんぷ亭は激安牛丼チェーン店だった。スカスカの肉に濃い味つけで、他の牛丼チェーン店よりも格安だから利用してみるといった印象だ。

いつから神戸らんぷ亭は高級牛丼チェーン店になったのだろうか。

確かにカウンター席ではなくテーブル席がある。カウンター席だけの神戸らんぷ亭に入ったことがない。食後ものんびり寛げる雰囲気がある。

神戸らんぷ亭のメニュー(価格・カロリー)

牛丼メニュー価格カロリー
醤油牛丼380円641kcal
大盛480円804kcal
特盛630円875kcal
ミニ300円470kcal
塩牛丼400円726kcal
大盛500円921kcal
特盛650円1,026kcal
ミニ320円651kcal
牛ハイカラとじ丼330円641kcal
カレーメニュー価格カロリー
ポークカレー380円630kcal
大盛480円824kcal
ハンバーグカレー620円1,046kcal
大盛720円1,210kcal
牛・カレー550円781kcal
大盛650円946kcal
目玉焼きカレー440円727kcal
大盛540円921kcal
かつ丼カレー650円977kcal
大盛750円1,171kcal
丼メニュー価格カロリー
親子丼490円720kcal
かつ丼500円800kcal
定食メニュー価格
牛皿定食590円
ハンバーグ定食590円
さば味噌煮定食590円

塩牛丼

神戸らんぷ亭の塩牛丼(並)

神戸らんぷ亭の塩牛丼は、煮込んだ薄切りの牛肉とタマネギに塩ダレをかけた丼飯で、中央には小口切りの青ネギが盛られ、さらに白ゴマが散らされていた。

通常の牛丼、醤油等の味つけで甘辛く煮込んだ薄切りの牛肉とタマネギの丼飯とは、見た目からしてかなり異なっている。

塩ダレは、塩っぱくも酸っぱくもなく、さっぱりと爽やかでもない。意外にも油のねっとり感が強い。牛肉の甘味を際立たせてくれるような塩ダレだった。青ネギはたっぷりめで存在感があるし、白ゴマの風味も想像以上に感じさせられる。美味い。

唯一の難点が価格である。並で400円だ。200円台で牛丼が食べられる時代に400円は高額すぎる。

牛ハイカラとじ丼

神戸らんぷ亭の牛ハイカラとじ丼

親子丼は鶏肉とタマネギを玉子でとじた丼、他人丼は鶏肉ではなく牛肉や豚肉とタマネギを玉子でとじた丼だが、開化丼とは他人丼のうち特に牛肉を使った丼のことを指す。文明開化といえば牛鍋、やっぱり牛肉なのだろう。

神戸らんぷ亭の牛ハイカラとじ丼は、開化丼の一種で、牛肉と油揚げを玉子でとじた丼だった。並で330円だ。牛肉と油揚げの割合は3:2程度かもしれない。牛肉と油揚げはかき混ぜられた状態ではなく、牛肉は牛肉、油揚げは油揚げと区別された状態のままで、玉子でとじられている。油揚げは細かく刻まれている。玉子とじは、黄身と白身が交錯していて、見た目からして美味そうだ。

牛肉から食べはじめる。生玉子を絡めて食べるのではなく、玉子とじで食べる牛丼だ。美味い。

油揚げを食べてみる。細かく刻まれた油揚げには出汁が沁み込んでいた。噛むと出汁がじわっと滲み出す。玉子の甘味も加わって、意外にも美味い。

油揚げに七味唐辛子をふりかけて食べてみる。七味唐辛子の香りが合う。よい。

期待していなかったのだが、味は悪くなかった。むしろ美味い。

問題は価格だが、ギリギリ許容範内かもしれない。もしかしたら牛ハイカラとじ丼の味が忘れられずに再訪するかもしれない。

親子丼

2009年12月14日の記事だ。神戸らんぷ亭の親子丼だ。390円である。

国産若鶏使用親子丼だそうだ。桜姫鶏とのことだ。青森県産だ。12月7日から100円値引きセールをしている。ちなみに12月21日からはカツ丼が100円値引きセールで400円になるらしい。

らんぷ亭はやむなく入ることが多い。近所に吉野家がない、松屋もない、すき家もない、なか卯もない。選択肢がないから入る。そんなふうに書き散らしたこともあった。今もその姿勢は変わりない。

いつもならばビッグハンバーグ定食だ。食べているうちに後悔するものの、最後にはそこそこの満足感が訪れ、最終的には許してしまう。そんな定食メニューだ。

100円値引きセールに負けた。今回は親子丼だ。単品で注文する。サラダや味噌汁は大したことがないのを知っている。だからこその単品だ。これが松屋だったらサラダを追加するかどうかで大いに悩むところだ。その点、らんぷ亭では迷いはない。

玉子がとろとろだった。玉子2個を使用して、このふんわり感を演出しているらしい。鶏肉は小さい。玉子のふんわりトロトロ感を堪能してしまうがあまり気づきづらいが、鶏肉は小さい。しかし、悪くない。全てはこの玉子の加減で許されてしまいそうだ。

タレが少ないよ。最後は唐辛子をかけてご飯と残りの鶏肉と半熟玉子をかきこんだ。ご飯と比べてもう少しタレが欲しい。具が少ないよ。鶏肉をもっとくれ。タマネギとか入れてくれ。切実なる願いである。

味は悪くない。むしろ美味いと認めよう。290円になったら週に一度は利用する。具が豪華になったら二週に一度は利用する。

しかし今のままでは松屋の牛めし320円のほうが魅力的だ。味噌汁もつくし。

2015年9月 銀座らんぷ亭の復活

神戸らんぷ亭は2015年7月31日で全店舗が閉店した。

ところが、2015年9月10日に1店舗だけ屋号を銀座らんぷ亭として復活していた。大家さんの希望があったそうだ。ただ屋号は銀座らんぷ亭となったものの、販売されているのは家系ラーメン等で牛丼はなかった。そして、銀座らんぷ亭も2017年4月28日に閉店に至った。

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作者:馬場飯