そば処 新和そば@新宿 - 東京立ち食いそば

新和そばの紹介

新和そば 店舗

新和そばは1970年代に新宿駅西口地下街(小田急エース)で営業を開始した立ち食いそば屋である。

京王線新宿駅の京王百貨店口の直ぐ目の前にある。京王モールと小田急エース南館の接点で、京王モール側がカレーハウス11イマサ、小田急エース南館側が新和そばだ。かなり歴史の長い立ち食いそば屋である。

店頭には毎月8日・23日は大盛り無料の日の掲示がある。そば・うどん大盛り無料でサービスいたしますとのことだ。ありがたい。

店舗は間口は狭いが奥行が長い。入店して左手に券売機がある。食券制だ。

立ち食い用カウンターのみで、テーブル席はもちろんカウンター席もない。カウンターの向こうにいる店員に食券を渡す。そのときに温か冷かを伝える。「ネギ多め」の注文も受け付けてもらえる。卓上の調味料は七味唐辛子のみだ。

食券を渡してから数十秒でそばやうどんが出される。新和そばのこの提供スピードは東京の立ち食いそば屋のなかで最速かもしれない。

そばは紀州屋製麺の茹でそばだ。厨房内に紀州屋製麺の麺箱があった。富士そばのそばは興和物産と紀州屋製麺から仕入している。同じ製麺所だ。富士そばのかけそばが270円なのに対して、新和そばのかけそばは230円である。富士そばが生そばで、新和そばが茹でそばだ。好みにもよるが紀州屋製麺の茹でそばは冷かけそばで食べる分には悪くない食感である。

そば・うどんメニュー価格
かけ230円
月見290円
たぬき310円
きつね
ざる320円
山菜
天ぷら330円
春菊天
海老かき揚げ350円
山かけ380円
天玉390円
ニシン480円

新メニューは、本しめじ&舞茸の天ぷらそば・うどんのようだ。

ニシンは立ち食いそばでは珍しい。京都から取り寄せているらしい。

『温』・『冷』同価格で販売中

新和そばへの訪問履歴

2012年04月21日冷かけそば

新和そばの冷かけそば

2012年4月21日に新宿駅地下街の新和そばで冷かけそば食べた。230円だ。

冷かけそばは間口が広くて浅い鉢で出された。

ネギの他にも、わかめが具としてのっており、さらには青海苔がふりかけられていた。

そばは紀州屋製麺の茹でそばだ。口当たりがツルッとしているわけでもなく、歯応えも弾力があるわけではない。そばを啜るというよりも、ムシャムシャと食べるといった食感である。しかし悪くない。これはこれでいい。

具は青海苔が気になるが、予想以上に青海苔の風味が、新和そばの冷かけそばに合っていることに驚かされた。青海苔がなくても何ら困らないけれども、あったらあったで香りが強く、とても印象に残る面白さがある。冷かけそばというよりは、何か別の食べ物として、これはジャンク感があって美味い。

あと、冷かけそばなので、そば湯などはつかなかった。声をかければ、そば湯を注いでもらえたりするのだろうか。そこまでのサービスが期待できる価格ではないと知りつつも、関心がある。

一食としては物足りなさがあるけれども、軽く腹ごしらえにはちょうど良い量かもしれない。しかし、しっかりと一食として食べる場合には、そばを大盛にするか天ぷらなどを注文する必要がありそうだ。

2012年04月23日かけそば大盛

新和そばのかけそば大盛

2012年4月23日に新宿駅地下街の新和そばでかけそば大盛を食べた。230円だ。毎月8日・23日は大盛り無料の日である。

大盛無料でたくさん食べれて嬉しい日となる予定だった。冷かけそば大盛を注文したはずだったのである。実際に渡されたのはかけそば大盛だった。

躊躇した。一瞬、これでもいいかと思ってしまった。そして、そばに口をつけてしまった。後悔した。

そばは紀州屋製麺の茹でそばだ。冷たいそばではなく、温かいそばで食べてしまった。その食感は崩れるように柔らかく、箸で持ち上げたときに切れてしまうことさえあるほどだ。昔ながらの立ち食いそば屋のそばらしい食感である。好みの人は好みらしいのだが、どうしても自分は好きにはなれない。

そんな温かいかけそばが大盛である。しっかりとした量があるのだ。二玉分が大盛なんではないだろうか。満腹になった。しかし満足はできなかった。最後はちょっぴり嫌気がさしながら食べていたかもしれない。もう二度とこんな想いはしたくない。忘れないようにしよう。

新和そばで温かいそばを絶対に注文してはいけない。多分、紀州屋製麺の茹でそばでは温かいそばを注文してはいけないのである。

ところで「ネギ多め」で注文するのは完全に忘れてしまっていた。具はネギとわかめである。

2012年05月08日冷かけそば大盛

新和そばの冷かけそば大盛

2012年5月8日に新宿駅西口地下街(小田急エース)の新和そばで冷かけそば大盛を食べた。230円だ。毎月8日・23日は大盛り無料の日である。

先日、冷かけそば大盛を注文したところ、かけそば大盛で注文が通ってしまって、残念な想いをした新和そばである。とても残念だった。本日はその反省を活かした。

先日は「冷たいそば大盛」と注文した。その結果がかけそば大盛である。「冷たい」という表現が失敗だったのだ。また最初の一言から「大盛」と注文してしまっていた。これは訊かれてから応えるのがお約束なのである。今回は「冷しのネギ多めで」と注文した。「大盛無料ですがどうしますか?」と訊かれるので、「はい。大盛にしてください」と応える。無事に注文が通った。かなり嬉しい。

より安全なのは最初は「冷しで」と注文することだ。この一言で温かいそばではなく、冷たいそばの準備がはじまる。即座に「大盛無料ですがどうしますか?」と尋ねられるので、「はい。大盛にしてください」と応える。これで冷たいそばの大盛になった。そして、その直後にすかさず「あとネギは多めにしてください」と声をかけるのだ。この応答が厨房の作業の流れを最も乱さないようだ。この時点で冷かけそば大盛が既に完成しており、最後にトッピングのネギが多めにのせられることになる。

どうでもいいことである。たかが230円の冷かけそば大盛のネギ多めを喰うだけだ。しかし、俺はとても嬉しい。確実に「冷し」「ネギ多め」の注文が通るためには何だってするさ。

新和そばの冷かけそば大盛でネギ多めは、茹でそばの冷しが嫌いでなければ、こんな素晴らしい一品はないというものだった。味なんて二の次であまりにも安すぎる。

生そばの食感が好きだ。茹でそばで温かいかけそばのときの食感は寒い時分に時々食べるには悪くないのだけれども、基本的には好みではない。しかし、茹でそばでも冷たいそばならば、啜るというよりもモグモグと食べる食感が、結構、嫌いではないのである。

新和そばの冷かけそばは、そんな自分を満足させてくれた。

そばは紀州屋製麺の茹でそばである。たとえ冷かけそばで注文してもシコシコした弾力感はない。しかし、モグモグと食べ応えがあるそばなのだ。冷たいそばなので、口当たりは悪くない。箸で持ち上げて切れそうになってしまう恐れもない。これはこれでそんなに悪くはない。

ネギは、多めで注文したら、本当に多めだった。これは嬉しい。そして、わかめが添えられる。また、青海苔がかけられる。新和そば以外で、冷かけそばで青海苔をかけられた経験がないのだけれども、その風味の強さがとても楽しい。

食べ終えた後は、冷かけそばのそばつゆを飲み干す。本当はそば湯が欲しい。しかし、店員に確認するのも、躊躇してしまう。たかだか230円なのに、冷かけそば大盛でネギ多めなのだ。こんなありがたいことはない。毎月8日・23日は奇跡の日なのだ。

2012年06月08日冷かけそば大盛(ネギ多め)

2012年6月8日に新宿駅西口地下街(小田急エース)の新和そばで冷かけそば大盛(ネギ多め)を食べた。230円だ。

新和そばでは温かいそばと冷たいそば(冷やし)が同一価格で販売されている。そばは紀州屋製麺の茹でそばだ。温かいそばで注文すると、その食感は崩れるように柔らかく、箸で持ち上げたときに切れてしまうことさえあるほどで、好みではない。しかし、冷やしで注文すると、生そばのように啜るのが楽しいツルツルとした食感こそないものの、モグモグと炭水化物を食べていることを実感できる食感が悪くない。むしろこれはこれで良い。

また、毎月8日・23日は大盛り無料の日である。8日、23日になると、とりあえず新和そばを思い出す。大盛は二玉あるのではないだろうか。満腹になる。230円のそばで満腹だ。立ち食いそば業界で激安の孤高の頂点を保ち続けている小諸そば二枚もりを凌ぐ快挙である。

さらに「ネギ多め」の注文が通る。一見さんには気づきようがない追加注文であるが、三人か四人かに一人は「ネギ多め」で注文しているようだ。たっぷりのネギをのせてもらえる。素晴らしい。ちなみに、新宿駅西口の思い出横丁にあるかめやでも「ネギ多め」が注文が通る。

本日も満腹満足だ。こんなありがたいことはない。毎月8日・23日は奇跡の日なのだ。

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作者:馬場飯