スパゲッティーのパンチョ(昭和なデカ盛りナポリタンとミートソース) - 高田馬場B級グルメ

スパゲッティーのパンチョは、いわゆるロメスパチェーン店の一つだ。2009年に渋谷で創業した。メニューは昭和なデカ盛りナポリタンとミートソースの二つだけである。

スパゲッティーのパンチョの紹介

店舗外観

2009年に渋谷で創業した。吉祥寺どんぶりの株式会社ファイブグループによる経営だ。残念ながら高田馬場には店舗を展開していない。高田馬場でナポリタンならばキッチン ニュー早苗をお勧めする。

2010年には御徒町、池袋、2011年には吉祥寺、神田と、2011年末で都内に5店舗を展開している。

店の看板や入口マットは真っ赤な背景に白抜きで店名等が書かれ、店頭の立て看板もナポリタンとミートソースの写真で埋め尽くされているので赤い。紅白でまとめられた店のデザインは、妙に街の風景から浮いていて、気になる。

メニューはナポリタンとミートソースだけだ。650円である。パスタの量が小盛り300g、並盛り450g、大盛り600gのうちから選べる。これに8種類のトッピングを組み合わせる。キャッチフレーズは改めて、ナポリタンはうまいと言わせたいだ。

なお、大盛りじゃ足りない方用として兄貴(変態ゾーン突入)1,200g、番長(これぞっ、番長級!)1,600g、星人(もはや宇宙人)2,100gも用意されている。

食券制だ。店内左手に券売機がある。目線を右下に向けると小盛り300g、並盛り450g、大盛り600gのサンプルが置かれているので、これを参考にしながら量を選べる。水もセルフサービスである。券売機右隣の給水機を使って、自分で席まで水を運ぶ。

店舗外観 お知らせ(初めての方 必見)

店内は壁一面に映画やドラマ、アイドルのポスターが重ねて貼られている。1980年代から1990年代のポスターだ。中央には「炭水化物」の四文字の書が額縁に入れられてかけられている。BGMもこの年代のポップスが流されている。テーブルクロスは朱色と白色のチェック模様だ。

卓上にはお知らせ(初めての方 必見)との注意書きがある。

卓上の調味料としては、粉チーズ、タバスコ、コショウに加えて、マヨネーズや「飽きたらかけるタレ」が置かれる。

ナポリタン

スパゲッティーは極太のスパゲットーニだ。ウィンナーソーセージ、タマネギ、ピーマンと一緒にケチャップで炒められている。

茹で置きされた太いスパゲティを客の注文に合わせて炒めてから出す。妙に油ぎったナポリタン。それが昔の喫茶店のナポリタンだとすれば、スパゲッティーのパンチョのナポリタンのスパゲッティーは悪くなかった。モチモチしていて、まるで茹で立てみたいだ。油でベトベトになっていることもない。これはいい。

ケチャップ味は、きっと誰が調理しても似たような味になるはずだ。美味くはないが、決して悪くはない。ナポリタンの例のケチャップ味だ。ケチャップをけちらずにたっぷり使っているのだろう。濃いめの味わいになっている。

ミートソースとナポリタンがショーウィンドウに並んでいれば、今はミートソースを注文するが、昔はナポリタンを注文していた。ナポリタンにクドさを感じはじめて、ミートソースを選ぶようになってしまったのは何歳ぐらいだったのだろう。久し振りのナポリタンはとても懐かしく感じる。

そして腹ペコだったせいもあるかもしれないが、大盛600gを食べ飽きることもなく、軽々と食べ尽くしてしまった。粉チーズとタバスコは使ったものの、卓上に置かれた「飽きたらかけるタレ」は使う機会がなかった。満腹だ。

スパゲッティーのパンチョのナポリタンは、誰でもつくれる懐かしい味のナポリタンだが、決して「不味い喫茶店のナポリタン」ではなかった。「美味い喫茶店の昔ながらのナポリタン」だ。

品名価格
ナポリタン
or
ミートソース
小盛り300g650円
並盛り400g
大盛り600g
兄貴1,200g1,050円
番長1,600g1,350円
星人2,100g1,650円
トッピング品名価格
目玉焼き+50円
ポテトサラダ
ソーセージ1本+70円
ソースカツ
とけるチーズ+100円
エビフライ1尾
厚切ベーコン+200円
ハンバーグ

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作者:馬場飯