高田馬場の定食屋(食堂ひろ、洋庖丁、キッチンニュー早苗) - 高田馬場B級グルメ

食堂ひろ

食堂ひろの店舗外観

食堂ひろは、高田馬場の定食屋である。

寂れた路地にある。早稲田通りを歩く大多数の人は、食堂ひろに気づくことすらない。仮に店を見つけらたとしても、入店するには躊躇してしまう。どんなメニューがいくらで注文できるのか、店頭から窺い知ることができないのだ。思い切って暖簾をくぐれた人だけが味わえる幸せが目の前にあるのに引き返してしまうのだ。もったいない。

店内はカウンター席のみである。しかも4、5席程度である。店主との距離がとても近い。店の奥では常にテレビが流されていて、卓上にはスポーツ新聞がある。残念ながら漫画は置かれていない。

振り向いて壁に掲げられたメニューから注文する。食堂ひろの定食は5種類で、御飯、味噌汁、御新香がつく。

営業時間

11:00から夕方まで昼営業のみ。

住所

新宿区高田馬場4-17-15 秦ビル1F

食堂ひろのメニュー(価格)

定食価格
さば塩焼500円
あじフライ
肉入野菜イタメ
焼肉ショウガ焼550円
とんかつ600円
品名価格
大根おろし100円
納豆
冷奴
めだま焼150円
たまご焼
ニラと玉子イタメ250円
ナスとピーマン味噌イタメ
肉豆腐

さば塩焼

食堂ひろでは、さば塩焼の定食が500円である。気になる。

やよい軒のサバの塩焼定食は、サバの塩焼、卓上の漬物(取り放題)ごはん(お代わり自由)、冷奴、みそ汁で590円である。

神戸らんぷ亭のさば塩定食は、さば塩、浅漬、きんぴら、ごはん、みそ汁で590円である。

ニラと玉子イタメ、ナスとピーマン味噌イタメ、肉豆腐

食堂ひろでは、ニラと玉子イタメ、ナスとピーマン味噌イタメ、肉豆腐が単品で250円である。気になる。

御飯、味噌汁、御新香をつけて定食にしてもらうことはできるのか。

また、定食に追加注文するとしても、750円から850円程度だ。おかずが盛り沢山の定食が食べられるのではないだろうか。

御飯大盛

食堂ひろで御飯の大盛はできるのか。できるならば、+50円なのか+100円なのか。

幻の野菜天丼

食堂ひろでは、以前、野菜天丼が販売されていたらしい。もはやメニューにはないのだが気になる。

メニューに酒がない

食堂ひろのメニューにはビール中瓶がない。一切の酒がない。本当にアルコール類は注文できないのだろうか。

食堂ひろの焼肉ショウガ焼

食堂ひろの焼肉ショウガ焼定食 食堂ひろの焼肉ショウガ焼

食堂ひろの焼肉ショウガ焼とは、焼肉ショウガ焼と御飯、味噌汁、御新香の定食である。550円である。

美味いそれなりに満腹になる。そしてそこそこ安い

食堂ひろの焼肉ショウガ焼は、注文した客に一切の不満を口に出させないだけのチカラがある。満足させられてしまうのだ。そして食後に優しい気持ちにさせられてしまうのだ。

焼肉ショウガ焼は、豚肉とタマネギの生姜焼きである。その下には千切りキャベツが敷かれている。豚肉は一口大で6枚から8枚程度だろうか、食べ応えがある。甘辛く炒められたタマネギと一緒に食べると幸せになれる。キャベツは千切りというにはぶっきらぼうで大雑把な切り方なのだが、歯応えが楽しめて悪くはない。甘辛の生姜ダレに浸して食べる。ソースやドレッシングは不要だ。

御飯は丼飯だ。量が多い。柔らかめに炊かれている。硬めに炊かれた御飯が好みではある。しかし食堂ひろの御飯は美味い。米粒が立っている。水分が多くて、べちゃっとした食感では決してないのだ。硬めの炊き加減が好みの自分でも美味いと感じるのだから、人によっては絶賛する美味さに違いない。

味噌汁は油揚げの細切りと白ネギの味噌汁だ。やはり量が多めである。しっかりと味噌汁を堪能できる量だ。

御新香はその時々で変わるようだ。ハクサイだったりキュウリだったりする。

洋庖丁

洋庖丁の店舗外観

1976年のオープン*だそうだ。

高田馬場駅からさかえ通りを北上して徒歩1分。右手の雑居ビル内にある。一階奥だ。とても見逃しやすい。

食券制だ。店外に券売機が置かれている。ランチと名付けられたメニューが多いが、昼限定ではない。昼でも夜でもランチだ。

席はカウンター席のみ。

高田馬場店
住所:新宿区高田馬場3-1-4 吾妻ビル1F
定休日:日曜日、祝日
1976年開店
板橋店
住所:板橋区板橋1-48-1
営業時間:11:00-22:00
定休日:無休
池袋店
住所:豊島区池袋2-41-6 第1ジャンポールビル1F
営業時間:11:00-27:00
定休日:無休
大山店
住所:板橋区大山町8-8
営業時間:11:00-22:00
定休日:金曜日
孤独のグルメアームロックで有名な店。
おはらん氏による『孤独のグルメ』の板橋区大山のハンバーグランチの店としての紹介が詳しい。
大山店それ自体をとりあげた紹介としてもやはりおはらん氏による紹介が詳しい。

営業時間

定休日は日曜日と祝日。

住所

新宿区高田馬場3-1-4 吾妻ビル1F

さかえ通り東側。高田馬場から徒歩数分。

2011年05月04日ポークからし焼肉ランチ(並)

2011年5月4日にポークからし焼肉ランチ(並)を食べた。620円だ。

席について食券を渡すと漬物が出される。しょぼい。あってもなくても変わらないような量だ。先につまんで食べてしまおうかどうか迷っていると、ポークからし焼肉が出された。スパゲッティー、サラダ、味噌汁、ライスがついてくる。

ポークからし焼肉は、豚バラ肉を黒胡椒で炒めただけの料理だ。たっぷりと振られる塩コショウが直撃する。豚バラ肉のたっぷりの脂も直撃する。調理がシンプルなので塩コショウも脂もストレートに感じられる。塩コショウの強烈さは癖になりそうだ。脂は美味いことは美味いのだが、やはり少しばかりくどすぎた。

付け合わせはスパゲッティーとサラダだ。スパゲッティーはカレー粉風味でモチモチとしていた。悪くない。見た目以上に食べ応えがある。サラダは、たっぷりのキャベツの上に櫛切りトマトと赤タマネギの千切りがのせられ、オレンジのフレンチドレッシングがかけられていた。キャベツの切り方がみじん切りに近い千切りだった。もっと歯ごたえを残したほうが美味いのにもったいない。

味噌汁には豚の細切れが入っていた。白味噌で薄味の豚汁だ。薄味なのが良い。脂ぎった口内がさっぱりになる。もう少しお椀が大きいと嬉しい。

ライスは丼ではなく皿に盛られてきた。洋食屋だからだろう。卓上にはごま塩があり、少し惹かれたが、大盛りにしなかったので、ごま塩が活躍することはなかった。

悪くない。そこそこ満腹だ。少しばかりくどく感じた豚バラの脂が、なぜかもう一度来たいという衝動を呼び起こす。癖になる味つけなのかもしれない。

洋庖丁の関連ページ

キッチン ニュー早苗

キッチン ニュー早苗の店舗外観

キッチン ニュー早苗は、高田馬場の洋食屋である。高田馬場駅から最も手前の西武新宿線踏切近くにある。

評判がとても良い。業務用食材、冷凍食品とは無縁の手作り洋食が好評のようだ。

ランチ時は盛況で相席にならざるを得ないが、店員の気遣いのある接客で、相席も苦に感じないという。

店内は喫煙可である。ニュー早苗に苦言を呈する客は、この一点に集中している。

日替りメニューは680円である。

なぜニュー早苗は「ニュー」なのか?

ニュー早苗は、なぜ「ニュー」なのか。ニュー早苗には、オールド早苗があるのか。ニュー早苗には、起源となる「キッチン早苗」が存在するのか。ニュー早苗を訪れる人の大多数が疑問をもつに違いない。

調べてみた。

ニュー早苗の起源となる「キッチン早苗」は実在した。

キッチン早苗は大久保駅と東中野駅からほぼ等距離にある。やや東中野駅に近い。実はニュー早苗から徒歩でも行けなくはない場所にキッチン早苗があったのだ。

ニュー早苗との関連性を聞いてみると、「もともとここは私の亡くなった主人がやってたんだけどね、その主人の弟の店がニュー早苗なんですよ。ありがとね! 弟にも言っておくわ!」と。

ニュー早苗を愛する方々は、早苗も訪問してみたいと考えるに違いない。

キッチン早苗の住所

新宿区北新宿4-12-5

ニューキッチン早苗の住所

新宿区下落合1-3-19

他のページもどうぞ!

作者:馬場飯