バーミヤンの酸辣湯麺(酸っぱさマックス酸辣湯麺) - 高田馬場B級グルメ

ジョナサンの酸辣湯麺がとても美味いのだが、863円と高い。ジョナサンの酸辣湯麺よりも低価格なのにジョナサンの酸辣湯麺と遜色ない酸辣湯麺を探して、同じすかいらーくグループのバーミヤンの酸辣湯麺を食べてみた。まさかバーミヤンから怒涛の反撃を受けるとは……。

本題に入る前に何点か書き記しておく。通された席には事前に読売新聞が置いてあった。見回すと各テーブルに新聞が置いてある。バーミヤンでは新聞のサービスが開始されていた。驚いた。進め!拉麺ロードフェアが実施されていて、薫る濃厚うにラーメンが税抜699円で注文可能だった。初志貫徹して酸辣湯麺を注文したが、危ないところだった。会計はレジでTポイントを貯めて、SUICAで支払った。酸辣湯麺はすかいらーくアプリのクーポン対象ではなかった。

バーミヤン 酸辣湯麺

2019年9月にバーミヤンで酸辣湯麺を食べた。647円である。日高屋酸辣きのこ湯麺は610円だった。悪くない。価格帯として問題ない範囲だ。なお、ジョナサンでは酸辣湯麺をスーラータンメンと言うが、バーミヤンではサンラータンメンと言う。

バーミヤンの酸辣湯麺の具材は、シイタケ、タケノコ、長ネギで、スープには溶き玉子が注がれている。長ネギは白髪ネギとして丼中央に置かれていた。妙に具材の種類が少ないと感じて、その後、正直、そこか、と思った。肉がない。ジョナサンの酸辣湯麺には豚肉が含まれていた。バーミヤンでは見事に豚肉が消えていた。ジョナサンとの216円の価格差の理由の一つは豚肉の有無にあるようだ。なお、食べ進めて気づいたのだが、本当は具材としてもう一品シメジが含まれていた。しかし米粒のようなシメジのかけらが複数出てきただけで、これはさすがに具材としてカウントしたくない。

スープから食べ始める。スープの辛味は辣油だ。ピリ辛程度で、辛味が前面に出てくることはないものの、風味の強い辣油だった。本場中国の香りだと思う。そして、何よりもバーミヤンの酸辣湯麺は酸味が強烈だった。最初から最後まで酢の酸味が弱まることはなく、酸っぱい、酸っぱいと感じながら食べ進めることになった。酸味が苦手な方は完食できないことだろう。これこそバーミヤンの酸辣湯麺であり、この酸味こそがバーミヤンの酸辣湯麺の強烈な連撃なのだ。などと考えながら食べ進めていたのだが、今、振り返るに、キッチンで酢の量を間違えて多く入れたのではないかと疑い出している。個人的に酸辣湯麺は好物の一つで、それなりに数多く食べてきている。その中でも今回のバーミヤンの酸辣湯麺は酸っぱさが際立ち過ぎている。バーミヤンはファミレスだ。ファミレスが食べられる人を選ぶ極端な味つけのメニューを販売するものだろうか。個人経営の中華料理屋ならばまだしもファミレスとしてはチャレンジャーすぎる。バーミヤンで酸辣湯麺を食べたものの、自分は本当のバーミヤンの酸辣湯麺をまだ知らないのかもしれない。

ちなみに、麺はやや白味がかった中華麺で、細めのストレート麺だった。嫌な予感が脳裏をよぎる。ダマになりやすそうな麺だ。麺を箸で持ち上げて確認する。ダマになっていなかった。バーミヤンは日本のチェーン店だ。日本人が毛嫌いするダマになった麺についてはしっかりと対策してくれているようだ。安心した。スープには片栗粉のとろみがあるので、細麺のスープの持ち上げは良い。麺を食べ進めるにつれ、普通に麺を食べ進めるだけでスープが全くなくなってしまうのではないかと恐れるほどだ。しかし、結果としてスープはそれなりに残った。注意を払いながら食べ進めたということもあるかもしれないけれど、丼の底が絞られてこそいるが、そこそこ深かったようだ。

バーミヤンの酸辣湯麺はジョナサンの酸辣湯麺の代わりにはならない両者は全く別物だった。バーミヤンの酸辣湯麺は酸っぱさ耐性の高い方にしかお勧めできない超個性派の酸辣湯麺だった。

本当のバーミヤンの酸辣湯麺をまだ知らない

ウェブでバーミヤンの酸辣湯麺の記事をたくさん読んだ。スープの酸っぱさに苦悶する記事は皆無だった。結論が出た。自分は本当のバーミヤンの酸辣湯麺をまだ知らない

バーミヤンの卓上には、しょうゆの他に、穀物酢やブラックペッパー、辣油もある。自分で自由に味を調整できる。酸味も辛味も追加することが可能だ。ちなみに、ジョナサンは卓上調味料として辣油を置いていなかった。バーミヤンは万全だ。

バーミヤンの厨房で働いている方々にお願いです。酢の入れ過ぎには注意です。メニューをあらためて見たらほどよい酸味と辛味が食欲を刺激と記載されていました。ほどよさが大切です。客は自分で味を調整できますが、最初から注がれてしまった酢を除去することはできません。今後はどうか……。

バーミヤンの酸辣湯麺のカロリーと塩分

バーミヤンの酸辣湯麺のカロリーは597kcalで、具材が367kcal、スープが230kcalでした。塩分は8.7gで、具材が0.6g、スープが8.1gでした。

なお、ジョナサンの酸辣湯麺のカロリーは772kcalで、具材が554kcal、スープが218kcalでした。塩分は9.2gで、具材が1.0g、スープが8.2gでした。

具材の豚肉が多大な影響を及ぼしているようだ。175kcalの差の内訳の大部分は豚肉の有無によるはずだ。

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作者:馬場飯