ジョナサンの酸辣湯麺(齊藤京子が囁くお手本酸辣湯麺) - 高田馬場B級グルメ

すかいらーくグループといえば、ガストではない。俺にとってすかいらーくグループ唯一のブランドはSガストだ。他の全てのブランドは価格設定が高すぎる。

ところが、ジョナサンとバーミヤンで酸辣湯麺を食べることになった。

日高屋チゲ味噌ラーメンがきっかけだった。日高屋のチゲ味噌ラーメンが大好物だ。ウェブでチゲ味噌ラーメンの記事を読んでいた。すると、繰り返し目にする名前があった。齊藤京子だ。日向坂46(旧けやき坂46)に所属するアイドルらしい。チゲ味噌ラーメンになりたいというタイトルでブログ記事を書くほど、チゲ味噌ラーメンが好きらしい。ちょっと面白い。この齊藤京子がジョナサンの酸辣湯麺も好きらしいと知った。酸辣湯麺は大好物だ。齊藤京子が囁く。ジョナサンの酸辣湯麺は美味しいよー、と。チゲ味噌ラーメンになりたい齊藤京子が好きなジョナサンの酸辣湯麺を俺も食べてみたいと思ってしまった。以上がジョナサンの酸辣湯麺に関心を抱くに至った一連の経緯となる。

ジョナサン 酸辣湯麺

2019年9月にジョナサンで酸辣湯麺を食べた。863円である。日高屋の酸辣きのこ湯麺は610円だった。ジョナサンの酸辣湯麺は253円の価格差を覆すほど美味いのか、そういう視点から検証していきたい。なお、ジョナサンでは酸辣湯麺と書いてスーラータンメンと読ませる。サンラータンメンではない。

ジョナサンの酸辣湯麺の具材は、豚肉、シイタケ、タケノコ、長ネギ、小ネギで、スープには溶き玉子が注がれている。長ネギも小ネギも小口切りにされているが、長ネギはスープ表面全体に散らされており、小ネギは丼中央にまとめてのせられていた。小ネギの緑色、辣油のオレンジ色が彩りを鮮やかにしている。具材の種類も豊富で見た目から華やかで美味そうだ。

スープから食べ始める。スープはシイタケの出汁がとても良く効いたものだった。辛味は辣油だ。ピリ辛程度で、辛味が前面に出てくることはなく、マイルドだった。酸味はしっかりと感じるものの、それほど強くはなく、マイルドだった。美味い。全体的に突出した味わいはなく、バランスが良く、マイルドな仕上がりとなっている。驚いた。優しい味わいだったのだ。チゲ味噌ラーメンは暴力的な味わいだ。対照的すぎる。チゲ味噌ラーメンになりたい齊藤京子はあえて対照的な二品を紹介したのかもしれない。

麺は黄色味の濃い中華麺で、やや細めの縮れ麺だった。スープには片栗粉のとろみがあるので、細めの縮れ麺のスープの持ち上げは良いが、スープのとろみも適量で、麺を食べ進めるとそれだけでスープが全くなくなってしまうということはない。やはりバランスがいい。

半分以上食べ進めた後に穀物酢を少しだけ追加した。通常、酢は他の調味料よりも影響が多大に及ぶものだが、酸辣湯麺の場合、最初から相当量の酢がスープに含まれているため、味変効果は薄めだった。だが、それはそれで悪くはない。食べ飽きたから酢を入れようとしたのではなく、今回は好奇心から酢を入れてみようと思っただけだからだ。最後までとても美味しく食べ尽くせた。

ジョナサンの酸辣湯麺は、強烈な個性はないので、癖になる味ではないものの、何の欠点も見当たらず、普通に美味しく食べられる酸辣湯麺だ。色々な酸辣湯麺を食べて、酸辣湯麺本来の美味さが分からなくなったら、再びジョナサンの酸辣湯麺を食べて、酸辣湯麺とはこうあるべしと思い出したい。そう思える見本のような酸辣湯麺だった。非常に美味かった。

ジョナサンの酸辣湯麺の難点はたった一つだけだ。863円という価格だ。やはり高すぎる。800円台の酸辣湯麺ならば、他にもっと美味い酸辣湯麺があるような気もする。とはいえ、きっとまたいつかはジョナサンの酸辣湯麺を再び注文することになりそうだ。どこにでもあるジョナサンでお手軽に注文できてしまう。大変美味しかった。

ジョナサンの酸辣湯麺よりも低価格で、それなのにジョナサンの酸辣湯麺と遜色ない酸辣湯麺が食べられないものだろうか。同じすかいらーくグループならば間違いないだろう。という考えから、続けてバーミヤンの酸辣湯麺を食べてみた。

ジョナサンの酸辣湯麺のカロリーと塩分

ジョナサンの酸辣湯麺のカロリーは772kcalで、具材が554kcal、スープが218kcalでした。塩分は9.2gで、具材が1.0g、スープが8.2gでした。

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作者:馬場飯