ぎょうざの満洲のタンメン(大阪で食べる東京のタンメン) - 高田馬場B級グルメ
- 高田馬場B級グルメ[高田馬場・早稲田]
- 中華料理
- ぎょうざの満洲のタンメン(大阪で食べる東京のタンメン)
- 中華料理
前回は日高屋の野菜たっぷりタンメンと福しんの国産野菜のタンメンを比べながら食べてみた。今回はぎょうざの満洲のタンメンになる
ぎょうざの満洲のタンメンを語る前にまずは確認しなければならないことがある。
タンメンを注文する客はガッツリと野菜を食べたいのだ。普段の野菜不足を補って食物繊維を摂取したいと考えているのだ。
整理する。食物繊維は水溶性と不溶性に分けられる。水溶性食物繊維は肥満防止、コレステロール上昇抑止、血糖値上昇抑制に効果がある。以上の効果は不溶性ではなく水溶性食物繊維にある。繰り返すが、不溶性ではない。水溶性食物繊維の代表の一つがワカメになるが、関心のある方は詳細はそちらでどうぞ。
野菜は水溶性ではなく不溶性食物繊維だ。ところが、野菜を補充したいと考えている客は二種類の食物繊維を区別できていない節がある。不溶性食物繊維はむしろ便通促進等々に効果があるのだ。
とにかくダイエット効果がありそうだから野菜をたっぷり食べたい。タンメンなんてうってつけのメニューだ。などと考えているならば、それは勘違いである。タンメンは決して健康的なメニューではない。ラーメンなので塩分たっぷりだし、炒めた油もスープにドボンされるので、脂質たっぷりでカロリーも高いからだ。だが、それでいい。タンメンがヘルシーである必要はない。ガッツリと取り組んで食べるのがタンメンだ。そこは間違えないでいただきたい。
しかし、とにかくたっぷり野菜はダイエットに正義という理解が、そのこと自体は誤りではないものの、その効果が拡大されて、広く常識として流通していることは間違いなさそうである。
ぎょうざの満洲のタンメン
ぎょうざの満洲のタンメンである。日高屋は野菜たっぷり
タンメンで、福しんは国産野菜の
タンメンだった。ぎょうざの満洲はシンプルにタンメンだ。潔い。好きだ。税抜480円で税込518円である。メニューの価格表示は税抜で精算時にヤラレタと思う。今回はあらかじめ了解していたが、嫌いなタイプだ。日高屋は520円で、福しんは480円である。両店の価格に気づくと、絶妙な価格設定になっていることに気づく。税抜で福しんに並び、税込で日高屋より2円安い。
具材は豚肉、キャベツ、タマネギ、モヤシ、ニラ、ニンジン、キクラゲだ。シャキシャキとした歯応えが楽しめる白菜は多分いなかった。キャベツだけだと思う。野菜は240gだ。日高屋が350gで、多分福しんも350gなので、やや少なめだ。というか、普通だ。日高屋や福しんが野菜の量に執心しているだけなのだ。とはいえ、両店と比べてしまうと物足りなく思えてしまう。
突き詰めると、ぎょうざの満洲のタンメンの弱点の一つはこの野菜の量の相対的少なさに行き着く。タンメンを注文する客はガッツリと野菜を食べたいのだ。同じ価格ならば240gよりも350gがいい。野菜を絶対視しているのである。……別に野菜至上主義者でなくても、たっぷり野菜を食べられるタンメンは嬉しいものである。という点で、やっぱりぎょうざの満洲のタンメンは野菜の少なさで日高屋や福しんに劣っているといえる。
野菜の炒め加減は悪くなかった。野菜には軽く焦げ目がついていた。しっかりと炒めてある。その見た目よりシャキシャキとした食感は感じられなかったが、悪くない。スープも乳化していて旨味がのっている。美味い。日高屋はアルバイト次第でブレがある。福しんはチェーン店にしておくのがもったいないくらい技が際立つ。ぎょうざの満洲はその中間に位置するかもしれない。
麺は普通の中太麺だ。やや柔らかめの茹で加減だ。悪くない。日高屋の麺は特殊すぎて比べようがないが、ぎょうざの満洲の平凡で凡庸とした麺のほうが安心できる。福しんの麺はぎょうざの満洲の麺と比べれば、パツンパツンの麺だ。歯応えがある。福しんの麺が好みである。ぎょうざの満洲の麺はやや柔らかめの茹で具合なのだ。オペレーションミスで恐怖のダマができる確率が高そうで、その点が不安感を煽られる。
恒例だが、途中で味変をしてみた。卓上には胡椒、ラー油、醤油、酢だ。店員に注文すれば、一味唐辛子は提供してもらえるのだろうか。さすがにおろしニンニクは無理だろう。胡椒は最初に試すのを失念した。ブラックペッパーではなくホワイトペッパーだ。ぎょうざの満洲のタンメンは全体的に尖った印象は受けなかった。胡椒は合いそうだ。次回以降の宿題にしよう。ラー油は個人的には使用しない。醤油は当然選択肢から除外している。酢は麺をかなり食べ進めてから利用することにする。今回は極少量だけラー油を垂らしてみた。本来、ラー油は個人的には使用しない。やっぱりあんまり好みではなかった。麺を食べ終わるまでもう少しのところで酢を適量垂らしたが、これは素晴らしかった。酢は極少量でも味が劇的に変わる。味変でさっぱりと締め括るのに最適な調味料である。
美味かった。全然悪くない。日高屋と福しんに比べれば野菜の量には不満が残る。だが、味については全然問題なかった。
最後に精算だ。日高屋でも福しんでも精算時のレジでサービス券やクーポン券を受け取れる。ぎょうざの満洲ではそれがなかった。次回の来店につながらない。あっさりしている。メニュー名を思い出す。日高屋は野菜たっぷり
タンメンで、福しんは国産野菜の
タンメンだった。ぎょうざの満洲はシンプルにタンメンだ。潔い。サービス券やクーポン券についてもぎょうざの満洲は実に潔かった。
違う!潔いは違う!日高屋だったら次回訪問時に大盛無料を利用するかもしれない。福しんだったら次回訪問時に欠かさず味玉を無料で追加することだろう。ぎょうざの満洲では次回来店志向のサービスが欠落しているのだ。ぎょうざの満洲の弱点の一つはこのサービス券・クーポン券がない点に行き着く。ぎょうざの満洲は競合店が提供するサービスに無頓着すぎるのではないだろうか。ぎょうざの満洲はお得感がないし、実際にお得でないのだ。
大阪でタンメン
最後に重要なお知らせである。関西ではタンメンが食べられない。販売されていないのだ。そこで注目すべきはぎょうざの満洲となる。
大阪でタンメンを食べたいならば、ぎょうざの満洲が良い。餃子の王将にタンメンはない。日高屋や福しんは大阪にない。ぎょうざの満洲は埼玉県発祥の中華チェーン店である。ぎょうざの満洲ならば、大阪にいながら関東の味つけのタンメンを注文できる。関西育ちでタンメンを知らず、まだ食べたことのない方はこの機会にぎょうざの満洲へどうぞ。2019年12月現在の大阪9店舗、兵庫1店舗の場所を確認いただきたい。そして、いつか東京に行かれた際には、日高屋のタンメンや、もし可能であればぜひ福しんのタンメンもご賞味いただきたい。
作者:馬場飯