松屋の得朝定食(焼鮭ソーセージエッグ定食) - 松屋ファンクラブ
松屋が2019年11月12日に新しい朝ごはんを提案してきた。全部で3種類だ。松屋内ではパターンCと呼ばれる。Cが何の略かは正確には不明だが、Cost performanceのCだと推測している。コスパの良い新しい朝定食の誕生だ。
パターンCは全国一部店舗でしか販売されておらず、東京都でも8店舗でしか販売されていない。新橋3丁目店、千石店、武蔵小山店、青物横丁店、祐天寺店、ときわ台店、お花茶屋店、吉祥寺サンロード店だ。鉄板メニュー3種類と豚汁朝定食、選べる玉子と選べる小鉢の朝定食が新しく朝定食として販売開始となる。
- 焼鮭ソーセージエッグ定食:630円
- 焼鮭+ソーセージエッグ+ミニ生野菜+ライス+みそ汁+ミニお新香+選べる小鉢
焼鮭ソーセージエッグ定食は、焼鮭とソーセージエッグ、ミニ生野菜がワンプレートで提供される。パターンCのなかで最も高額のメニューとなる。ソーセージエッグ定食410円に焼鮭260円を追加して通常670円となるところ、40円値引きされて630円で販売されるメニューだ。ありがたい。が、人気メニューにはならないような気がしてしまう。ソーセージエッグ定食はライスとおかずのバランスが絶妙なのだ。ソーセージエッグ定食に焼鮭が追加されても、焼鮭をおかずとして持て余してしまう。焼鮭を活かすには、選べる小鉢を牛小鉢ではなく高菜マヨネーズにしたうえで、高菜マヨネーズをタルタルソースに見立て、焼鮭にあわせて食べるなどが考えられるが、選べる小鉢は牛小鉢を選んでこそお得感が出るので、高菜マヨネーズに誘導された時点で負けだと思えてしまう。朝食選びに勝ち負けもないが、朝から敗北感を味わいたくない。
- 得朝豚生姜焼定食:490円
- 豚生姜焼+ミニ生野菜+ライス+みそ汁+ミニお新香+選べる小鉢
- 得朝牛焼肉定食:490円
- 牛焼肉+ミニ生野菜+ライス+みそ汁+ミニお新香+選べる小鉢
得朝豚生姜焼定食と得朝牛焼肉定食は490円だ。価格が絶妙だ。500円ではなく490円であるところがポイントだ。2019年8月まですき家が豚生姜焼き朝食を400円で販売していた。豚生姜焼きというメニュー名であるにもかかわらず、焼くのではなく煮ていた。また、豚肉の量が少なかった。400円という価格でも割高に感じられてしまった。
松屋には鉄板がある。得朝豚生姜焼定食と得朝牛焼肉定食は、間違いなく豚肉やら牛肉やらを焼いている。通常の豚生姜焼き定食や牛焼肉定食よりも肉の量は減らされていそうだが、選べる小鉢を追加できるので、豚生姜焼きに牛小鉢、牛焼肉に牛小鉢といった選択ができてしまう。肉の量が不足気味で困惑することもない。ワンコインを切る価格で朝から焼肉三昧だ。素晴らしい。
- 豚汁朝定食:390円
- ライス+豚汁+ミニお新香+選べる小鉢
寒い朝、松屋で豚汁で温まりたければ、得朝ミニプレミアム牛めし豚汁セット440円を注文するのがお得なはずなのだが、不満も多々発生しているような気がする。得朝ミニプレミアム牛めし豚汁セットはミニプレミアム牛めしと豚汁、ミニお新香のセットである。具沢山で贅沢なメニューであるが、ミニプレミアム牛めし単品でライスとおかずのバランスが取れているにもかかわらず、豚汁とミニお新香が追加される。ライスを増量しない限り、ライスとおかずの均衡が保たれない。
そこに豚汁朝定食の登場だ。ライスが足りなくなるならば、ライスを増やして、おかずを減らせばいいじゃない。お値段も考慮するよ。390円である。豚汁朝定食の路線は成立したのだろうか。選べる小鉢はミニ牛皿とする。すると、豚汁朝定食は、ライス+豚汁+ミニ牛皿+ミニお新香のセットとなる。>豚汁朝定食を食べていない。実態は不明である。しかし、経験上、絶妙なバランスであるような気がする。ライス+ミニ牛皿+ミニお新香で、ライスが2-3割程度残るのだ。残ったライスを豚汁でやっつける。余裕だ。
豚汁朝定食は、得朝ミニプレミアム牛めし豚汁セットでおかずを持て余した方々に向けた福音である。豚汁朝定食のライスはミニではなく並である。豚汁朝定食は得朝ミニプレミアム牛めし豚汁セットの後継者になりえそうだ。豚汁朝定食は、しっかりと満腹になりつつも、ライスとおかずのバランスが調整されており、価格もお手軽になっている。繰り返すが、実際には注文していないし、食べてみてもいない。体験しなければ気づかない点も多々あるかとは思うが、豚汁朝定食は朗報だといって良いような気がする。
- 選べる玉子と選べる小鉢の朝定食:290円
- ライス+みそ汁+生玉子(もしくは温泉玉子)+ミニお新香+選べる小鉢
選べる玉子と選べる小鉢の朝定食は選べる小鉢の玉子かけごはんの上位互換メニューである。選べる玉子と選べる小鉢の朝定食は、選べる小鉢の玉子かけごはんにミニお新香が追加されたメニューだからだ。失うものはない。ミニお新香が追加される。ただ、ひたすらに、ありがたい。
そして、玉子が選べるようになった。玉子は生玉子一択だったところ、生玉子か半熟玉子(温泉玉子)かの二択になった。個人的には何ら恩恵を受けることのできない変更点ではあるが、生玉子を苦手とするインバウンド客を考慮すれば、今回の選択肢の拡大は正しいような気がする。
いずれにせよ、選べる玉子と選べる小鉢の朝定食が全店舗に展開されれば、全世界が諸手を挙げて歓迎するということだけは間違いない。
以上、5種類の新しい松屋の朝ごはんに添えられる選べる小鉢は相変わらず4種類のままではあるものの、とろろと冷やっこの提供が停止され、味玉マヨネーズと高菜マヨネーズの提供が開始されることになった。
- 納豆
- ミニ牛皿
- 味玉マヨネーズ
- 高菜マヨネーズ
味玉マヨネーズは、生玉子と半熟玉子(温泉玉子)に加えて、第三の玉子メニューとして味玉が登場した流れに沿っている。
高菜マヨネーズはお得感がないため、できれば選びたくない。
作者:馬場飯