松屋の朝定食(選べる小鉢の玉子かけごはん) - 松屋ファンクラブ

松屋の選べる小鉢の玉子かけごはんは2018年5月2日から朝メニューとして発売された。
選べる小鉢の玉子かけごはんはライス+みそ汁+生玉子+選べる小鉢のセットで、290円だ。選べる小鉢は四つだ。
- ミニ牛皿(もしくはプレミアムミニ牛皿) 141kcal
- 冷やっこ 93kcal
- 納豆(ネギ付) 85kcal
- とろろ 44kcal
2020年1月時点で、選べる小鉢の玉子かけごはんの(選べる小鉢を除いた)カロリーは、みそ汁も含めて491kcalになる。栄養成分は、たんぱく質13.4g、脂質6.8g、炭水化物89.2gで、ナトリウムは723mg(食塩相当量1.8g)である。
小鉢はミニ牛皿(もしくはプレミアムミニ牛皿)がいい
小鉢はミニ牛皿(もしくはプレミアムミニ牛皿)がいい。その他を注文したことがない。
2014年4月1日の消費増税で松屋は牛めしを280円から290円に値上げした。続けて、2014年7月22日に松屋はプレミアム牛めし380円を発売した。首都圏の松屋のメニューは牛めしからプレミアム牛めしに切替が開始され、朝メニューもミニ牛皿からミニプレミアム牛皿に変更されたが、この変更に伴う朝メニューの値上げは実施されなかった。
以上の値上げで、牛めしの法外な割安感は消えたが、逆に朝メニューの割安感が目立つことになった。その割安感はミニ牛皿、特にプレミアムミニ牛皿のお得さに起因する。2014年当時から5年が経過した現在もその点は変わらない。
朝メニューの小鉢はミニ牛皿(もしくはプレミアムミニ牛皿)以外を注文する気にはどうしてもなれない。
選べる小鉢の玉子かけごはんの発売で定番朝定食は無用となった
選べる小鉢の玉子かけごはんは2018年5月2日から朝メニューとして290円で発売された。
この日から定番朝定食は無用となった。定番朝定食を注文すれば、選べる小鉢の玉子かけごはんに+70円でミニお新香と焼きのりが追加できるが、70円の価値はない。ソーセージエッグ定食と選べる小鉢の玉子かけごはんがあれば十分だ。その間の価格帯の定番朝定食は要らない。
玉子かけごはんと紅生姜
選べる小鉢の玉子かけごはんにミニお新香は要らない。卓上に紅生姜があるからだ。
紅生姜はその酸味から好き嫌いが激しく分かれがちであるが、嫌いな方々に朗報がある。玉子かけごはんに合わせて紅生姜を食べると、その酸味が中和され、ほとんど感じなくなる。
定番朝定食は、選べる小鉢の玉子かけごはんに+70円でミニお新香と焼きのりを追加した朝定食だ。卓上の紅生姜の存在によって、ミニお新香の価値が著しく損なわれる。漬物は紅生姜でいい。ミニお新香は要らない。
選べる小鉢の玉子かけごはんとは、ライス+みそ汁+生玉子+選べる小鉢のセットではなく、ライス+みそ汁+生玉子+選べる小鉢+紅生姜のセットなのだとあらためて考え直してみることは非常に有用である。
焼きのりの改悪
定番朝定食に追加される焼きのりは何年も前から変わらない。というのは事実ではない。実際には、何年か前に劣化している。
以前の焼きのりは現在の焼きのりよりも幅が広かった。幅を狭めることによってコストが削減された。現在の焼きのりは劣化後の焼きのりなのである。そんな焼きのりをあえて追加注文したくはない。
定番朝定食ではなく、選べる小鉢の玉子かけごはんさえあればいい
要するに、定番朝定食ではなく、選べる小鉢の玉子かけごはんさえあればいい。それに尽きる。
まもなく2019年10月の消費増税がある。そこで大きな価格改定がなければ、この結論が変わることはない。
……2019年10月の消費増税にもかかわらず、選べる小鉢の玉子かけごはんの価格は290円に据え置きされた。実質値下げである。素晴らしい。
選べる小鉢の玉子かけごはんは、安い、早い、美味い
選べる小鉢の玉子かけごはんは、安くて、早くて、美味い。三拍子揃っている。
選べる小鉢の玉子かけごはんは290円である。200円台でミニ牛皿がつく。その安さには食券を購入するときに少しドキッとするくらいだ。
また、選べる小鉢の玉子かけごはんは、ソーセージエッグ定食と違って鉄板を使わない。もちろんどの他の朝メニューよりも品数が少ない。食券を購入してから、提供されるまでの速度が非常に早い。何かと忙しい朝に、このスピード感は嬉しい。
まずは最初にライスとミニ牛皿でミニ牛丼を堪能する。当然美味い。ミニ牛皿のつゆが多めだったら当たりだ。ご飯がすすむ。
ミニ牛皿の器が空になったら卓上の紅生姜を適量入れる。次のステップの事前準備だ。続けて、残ったライスと生玉子で玉子かけごはんにする。醤油はライスの量に合わせて適量注ぐ。紅生姜を箸休めにしながら、玉子かけごはんを食べ尽くす。美味い。あえてオリジナルなアレンジを明確にするならば、卓上の紅生姜を生玉子に直接投入して撹拌した後に、玉子かけごはんにしてもいい。紅生姜の酸味が生玉子と出会うことで和らぐ。紅生姜と生玉子の相性は意外にも悪くないのだ。
最後にみそ汁に少々七味唐辛子を振ってから飲む。締めはみそ汁だ。
選べる小鉢の玉子かけごはんは何ら文句なく美味い。満腹にはならないが、腹八分目にはなる。朝だし、これでちょうどいい。
選べる小鉢の玉子かけごはんは、安くて、早くて、美味いの三拍子が揃ったコスパ最強の朝定食である。
なお、選べる小鉢の玉子かけごはんの栄養成分(カロリー)等については、他の朝メニューとの比較で確認していただきたい。宜しければ続けてどうぞ。
選べる小鉢の玉子かけごはんの未来
松屋が2019年11月12日に新しい朝ごはんを提案してきた。店舗限定で10種類もの新メニューが追加されたのだが、そのうち2種類は選べる小鉢の玉子かけごはんの上位互換メニューだった。デメリットはない。ひたすらメリットしかない。
一つがたまごかけ朝定食である。従来の選べる小鉢の玉子かけごはんに、専用だししょうゆが追加された新メニューである。当サイトでも玉子かけご飯の醤油をだし醤油に変えて旨みを増すことを推奨してきた。効果が大きいのだ。松屋の選択は正しい。ぜひ全店舗導入を進めていただきたい。
もう一つが選べる玉子と選べる小鉢の朝定食である。メニュー名から推測できるとおり、玉子が生玉子か温泉玉子(半熟玉子)か選べるようになった。生玉子が敬遠される可能性のあるインバウンド対策という側面もあるのかもしれない。その効果は別として、選択肢が増えることには何ら問題ないどころか、素敵なことである。しかし、それよりも重要なのは、従来の選べる小鉢の玉子かけごはんにはなかったミニお新香が追加されたという点だ。本ページでも、選べる小鉢の玉子かけごはんのおかず不足を補って、より満足できる朝食にするため、紅生姜の活用をおすすめしてきたが、価格が据え置きで、ミニお新香が一品増えるという松屋のグレートな選択に、ひたすら驚くとともに、ひたすら感謝したい。
選べる小鉢の玉子かけごはんは、290円という200円台をキープしながら、どれだけ消費者に満足感を与えられるか、その検証が松屋で開始されている。正直に言えば、現状でも競合店の提供するメニューと充分に渡り合えていると思う。それを踏まえると、さらなる改良が加えられるならば、選べる小鉢の玉子かけごはんが、日本社会の朝ごはんを抜本的に変革する可能性があるとまで思えてしまう。
その革新性が浸透すれば、自宅で朝ごはんではなく、松屋で朝ごはんという新規顧客も多数取り込めてしまうのではないだろうか。今回の取り組みはそれぐらいのインパクトがあっても全く不思議ではない。
作者:馬場飯