松屋の朝定食(ソーセージエッグ定食は伝説的メニュー?) - 松屋ファンクラブ
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- 松屋の朝定食(ソーセージエッグ定食は伝説的メニュー?)
松屋の朝定食
松屋の朝定食は4種類だ。
- 焼魚定食(小鉢除き590kcal):440円 +ライス+みそ汁+焼きのり+ミニお新香+選べる小鉢
- ソーセージエッグ定食(小鉢除き670kcal):390円
- ソーセージ+目玉焼き+ミニ生野菜+ライス+みそ汁+焼きのり+ミニお新香+選べる小鉢
- ソーセージエッグ定食Wサイズ(小鉢除き749kcal):440円
- ソーセージ+目玉焼き2つ+ミニ生野菜+ライス+みそ汁+焼きのり+ミニお新香+選べる小鉢
- 定番朝定食(小鉢除き574kcal):350円
- ライス+みそ汁+焼きのり+ミニお新香+生玉子+選べる小鉢
選べる小鉢は4種類だ。
- 納豆(84kcal、80円)
- とろろ(43kcal、100円)
- ミニ牛皿(148kcal、130円(?))
- 冷やっこ(86kcal、100円)
松屋の朝定食は、選べる小鉢が選択できることで、実質的には16種類になる。
表形式で整理すると、4種類の定食の共通点と相違点がはっきりする。
メニュー | カロリー (小鉢除く) | 価格 | ライス+みそ汁 +焼きのり +ミニお新香 +選べる小鉢 | 焼魚 | ソーセージ +目玉焼き +ミニ生野菜 | 生玉子 | 単品価格計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
150円+0円 +50円 +40円(?) +α | 240円 | 50円 +50円 +50円(?) | 50円 | ||||
焼魚定食 | 590kcal | 440円 | 240円+α | 240円 | ☓ | ☓ | 480円+α |
ソーセージエッグ定食 | 670kcal | 390円 | 240円+α | ☓ | 150円 | ☓ | 390円+α |
ソーセージエッグ定食(Wサイズ) | 749kcal | 440円 | 240円+α | ☓ | 200円 | ☓ | 440円+α |
定番朝定食 | 574kcal | 350円 | 240円+α | ☓ | ☓ | 50円 | 290円+α |
朝定食には、焼きのりとミニお新香が必ずつく。牛めしや豚めしではなく、朝定食を注文するということは、肉を減らす代わりに焼きのりやミニお新香を注文するということである。朝からでも牛めし(値引中240円)や豚めし(290円)が食べきれる場合、松屋ではそれが最もお得なメニューだ。牛めしや豚めしはそもそもが破格の価格設定なのだ。さらに、松屋では丼ものにみそ汁が無料サービスされるので、定食を頼むメリットがよりいっそう減っている。
朝定食は、安いから注文するのではない。多種少量のおかずでヘルシーに朝飯を食べたいから注文するのである。
定番朝定食の生玉子は、+40円するとソーセージ+目玉焼き+ミニ生野菜に変わり、+90円すると焼魚に変わる。
ソーセージエッグ定食
ソーセージエッグ定食は、ソーセージ+目玉焼き+ミニ生野菜+ライス+みそ汁+焼きのり+ミニお新香+選べる小鉢のセットだ。390円である。
定番朝定食の生玉子が、+40円するだけでソーセージ+目玉焼き+ミニ生野菜に変わり、ソーセージエッグ定食となる。このお得感に惹かれてしまう。目玉焼きはそれほど好みではない。いっそ生玉子でもいいぐらいだ。しかしソーセージとミニ生野菜が+40円で追加されるとなれば話は別だ。ソーセージエッグ定食ではなく定番朝定食を注文するのが悔しくなって気さえする。松屋で朝定食を注文するならば、定番朝定食ではなくソーセージエッグ定食がいい。お値打ち感が全く違う。
選べる小鉢は4種類で、納豆、とろろ、ミニ牛皿、冷やっこから選べるが、ミニ牛皿が良い。定食を食べ進めた後で、残ったライスにミニ牛皿をかけ、つゆダク牛丼ミニとして食べるのだ。これがソーセージエッグ定食の最大の楽しみだ。ソーセージエッグよりもむしろミニ牛皿のほうが実はメインのおかずになる。
さて、ソーセージエッグ定食だ。まずはみそ汁を一口啜り、焼きのりとお新香から食べはじめる。焼きのりに醤油を垂らして、ご飯を巻きながらお新香と合わせて食べる。日本の朝飯らしい朝飯だ。続けて目玉焼きをご飯にのせてソーセージと一緒に食べる。少し洋風になった。生野菜にはフレンチドレッシングがいい。そして最後は、残ったご飯にミニ牛皿をかけ、つゆダク牛丼ミニとして食べる。やっぱりここは松屋だ。みそ汁を飲み干す。これで腹八分目にはなる。時間が経つにつれて満腹感が訪れるので、朝はこれぐらいがちょうどいい。満足だ。
ソーセージエッグ定食再考
ソーセージエッグ定食についてあらためて考える。
ソーセージエッグ定食は伝説的メニューなのか?答えはシンプルだ。Yesである。
牛めしがプレミアム牛めしとなって大きく値上げされた。ソーセージエッグ定食はミニ牛皿が選べる。値上げされたか。大して値上げされなかった。この値上げ幅が何よりも多大な影響を与えた。牛めしが高くなった。にもかかわらず、ソーセージエッグ定食は従来とほぼ同じ価格で提供され続けているのだ。焼きのりが貧弱になったこともあった。ソーセージエッグ定食には焼きのりがつく。だが、そもそもソーセージエッグ定食の魅力として焼きのりがどれだけ貢献していたのだろうか。それほど影響はなかったはずだ。
松屋で最も魅力的なメニューは何か?答えはシンプルだ。ソーセージエッグ定食である。
松屋のメニューのうち、牛めし関連がプレミアム牛めしとなって大幅に高くなり、他のメニューもそれなりに値上げされるなか、朝定食だけの値上げ幅だけが小さい。松屋のソーセージエッグ定食はもはや聖域となった。外食で朝食という限られた人々だけが許される、さらには朝から牛肉大歓迎という限られた人々だけが許される、そしてその中でも最高の朝食を堪能したいという人々だけが辿り着ける至高のメニュー、それが松屋のソーセージエッグ定食なのだ。しかも時代はQRコード決済の戦国時代に突入した。ただでさえあり得ない価格のソーセージエッグ定食が2割引、条件によってはそれ以上で注文できてしまうのだ。聖域に踏み込むことが可能な聖人たちがなぜソーセージエッグ定食を求めないのか理解に苦しむ。
以下は蛇足だが、ソーセージエッグ定食を最高に美味く、そして健康に食べるための作法について、自分への備忘も兼ねて記載する。まずは生野菜からだ。どうでもいいことだが、サラダではない。生野菜だ。朝なのでフレンチドレッシングがいい。ベジファーストだ。フレンチドレッシングの酸味を楽しみながら食べ尽くす。そして、みそ汁を一口啜り、リフレッシュする。焼きのりとお新香から食べはじめる。お新香をご飯にのせて、焼きのりでお新香とご飯を巻きながら食べる。醤油は不要だ。お新香というか浅漬だが、その塩分で事足りる。お新香に輪切りの唐辛子が含まれていたら、その僥倖に感謝しよう。良いアクセントになるのだ。続けて、ミニ牛皿のつゆをご飯にたらして、牛肉とタマネギをご飯にのせる。全体にではない。ご飯の3分の2に向けてつゆやら、牛肉やタマネギをのせる。ミニ牛丼を堪能する。最後に残ったご飯に目玉焼きをのせる。黄身を割って、醤油を垂らす。白身はいじらず黄身と醤油だけを撹拌する。すると、玉子かけご飯に固まった白身がのる。ソーセージと玉子の白身をおかずに、玉子かけご飯を食べ尽くす。最後にみそ汁を飲み干す。最高だ。
数年前はこれで腹八分目だったが、今はもう満腹に近い。数年前は白髪はなかった。そういうことなのだと思う。もう数年が経過すると、松屋とはご縁がなくなって、立ち食いそばページだけを夢中で更新することになるのかもしれない。だが今は違う。松屋が至高だ。こうしてページを更新して、その思いを残すことにする。
選べる小鉢の玉子かけごはん
2018年5月2日から松屋は朝メニューとして選べる小鉢の玉子かけごはんの販売を開始した。
選べる小鉢の玉子かけごはんは、ライス+生玉子+みそ汁+選べる小鉢のセットだ。290円である。
選べる小鉢の玉子かけごはんは、安くて、早くて、美味いの三拍子が揃ったコスパ最強の朝定食であるが、その詳細はリンク先ページでどうぞ。
ソーセージエッグ定食は、選べる小鉢の玉子かけごはんにたった+110円でソーセージ+ミニ生野菜+焼きのり+ミニお新香が追加され、生玉子が目玉焼きに変更される。やはりソーセージエッグ定食は偉大だ。とはいうものの、腹のすき具合などによっては、選べる小鉢の玉子かけごはんも十分に選択肢に入ってくる。松屋は朝メニューにとても素敵なオプションを追加してくれた。ありがたい。
タンパク質と脂質の割合
松屋でメニューを注文して頂く。美味い。脂質が美味い。……正解だ。朝食メニューを除外すれば、松屋のメニューの大多数はタンパク質よりも脂質が多い。多数のメニューの中にはグラム数では脂質よりもタンパク質が重いメニューがある。だが、カロリー的に脂質がタンパク質の2倍となることを考慮すると、朝食メニューを除外すれば原則全滅である。
期待の松屋朝食メニューの栄養成分を発表したい。2019年8月時点での数値になる。選べる小鉢は除外されているので留意していただきたい。
定番朝定食
カロリー/520kcal
たんぱく質/14.5g
脂質/7g
炭水化物/95.3g
ナトリウム/983mg
食塩相当量/2.5g
選べる小鉢の玉子かけごはん
カロリー/508kcal
たんぱく質/13.6g
脂質/6.9g
炭水化物/92.9g
ナトリウム/723mg
食塩相当量/1.8g
ソーセージエッグ定食
カロリー/621kcal
たんぱく質/18.8g
脂質/14.8g
炭水化物/98.1g
ナトリウム/1204mg
食塩相当量/3.1g
最後に、選べる小鉢を
選べる小鉢のうち、プレミアムミニ牛皿のタンパク質と脂質を発表したい。タンパク質が5.6g、脂質が11.6gである。
選べる小鉢の玉子かけごはんに、プレミアムミニ牛皿を選ぶのが、素敵かな。ソーセージエッグ定食が最強と語り続けていたけれども、少しそこから距離を置き始めた。
松屋のソーセージエッグ定食のライバルたち
すき家のまぜのっけごはん朝食がある。都会で店舗さえ見つかればSガストの朝のとろ玉ハンバーグ丼もある。地域限定でごめんなさい。最強の朝定食はSガストのお手軽朝定食とすかいらーくアプリのクーポンのセットなのだ。しかし、あくまでも地域限定である。
基本的にはすき家のまぜのっけごはん朝食、もしくは松屋のソーセージエッグ定食もしくは選べる小鉢の玉子かけごはんが最強の朝定食であることに間違いない。だが、松屋は朝定食メニューのテスト販売に余念がない。松屋の朝定食を超えていくのは、きっと松屋自身になるに違いない。
作者:馬場飯