マスクと水分補給では新型コロナウイルスの感染を予防できない? - 高田馬場B級グルメ

新型コロナウイルスによる肺炎で、とうとう中国の死者数が1665人に達した。 日頃から循環備蓄(ローリングストック)を心がけてきたが、それは主にパスタなどの非常食や水の循環備蓄だった。 マスクもアルコール消毒液も備蓄していなかった。 新型コロナウイルスの報道後、手指消毒向けのアルコール消毒液は全く購入できなかった。 業務用スーパーで除菌アルコール78を購入して、手指消毒に使用するに至っている。 除菌アルコール78は、本来、食器や食品の除菌向けの商品なのだが、これを手指消毒に流用している。 マスクは、新型コロナウイルス報道直後に、まとまった数をスーパーマーケットで購入できたのだが、3月末には全て使い切ってしまいそうだった。 もし商品棚で見かけることがあれば、購入しようと考えていたところ、ビックカメラでタイミング良く購入できた。

ビックカメラではサイキョウ・ファーマのモアフィット プレミアム(50枚入り)が税込598円で販売されていた。 とても助かる。 全額ビックポイントで精算した。 箱マスクは1グループにつき1点までとの購入制限があったが、いったんこれで一安心だ。 菅官房長官によれば、来週以降はマスク増産体制の強化によって品薄状態が解消される見通しとのことであるし、きっとまた購入できる機会があるだろう。

しかし、マスクはインフルエンザウイルスや新型コロナウイルスの予防にならない。 そういう記事が頻繁に目に入るようになってきた。 ウイルスはマスクの繊維の隙間を通り抜けるほど小さいため、マスクの着用でウイルス感染を予防することはできない。 そういうことらしい。

それでは、マスクの代わりとなるウイルス感染予防はないのだろうか。 ウイルスは喉の粘膜に付くと、そこから体内に入って感染するが、胃に入れば、胃酸でウイルスは死ぬことになる。 そこで、15分や20分ごとに水分補給して、喉の粘膜に付着したウイルスを胃に流す。 この予防法は効果的なのだろうか。 ウイルスは喉から気管に入るだけではなく、目や鼻、頬の内側の粘膜からも体内に入る。 目や鼻、頬の内側の粘膜に付着したウイルスは、水で胃に流すことができない。 こまめな水分補給をしても、やはりウイルス感染を予防することはできない。

マスク着用もこまめな水分補給も、自分がウイルスに感染することを予防できない。 残念ながら、これが本当は正しいのかもしれない。 マスク着用は、自分が既にウイルスに感染している場合、他の人にウイルスを感染させる可能性を低くすることができる。 だからこそ、マスク着用は社会的に積極的に推奨される。 こまめな水分補給は、自らのウイルス感染にも、他の人へのウイルス感染にも影響を及ぼすと考えられていない。 だから、ウェブの一部でしか、そういった記載が見つからないのかもしれない。

マスク着用は続けよう。 外でうっかり咳払いをしたときに、マスクを着用していれば、マスクを着用していなかった場合と比べて、周囲の人たちから白い目で見られる程度が減少するに違いない。 マスクは鼻と口を隠すので、うっかり鼻や口を指で触れることも防止してくれそうだ。 もし他にもマスクを着用することで何らかの効果があったらラッキーだ。 その程度の想いで、マスク着用は続けよう。

こまめな水分補給は面倒なので、意識することはやめよう。 水分が補給したくなったら、水分補給することにする。 あえて、こまめになどと考えると面倒だ。 ストレスが増えるほうが、きっと厄介だ。

それと、N95マスクとDS2マスクの購入を検討したい。

N95マスクとは、アメリカ合衆国のNIOSH(労働安全衛生総合研究所)が規定したN95規格をパスしたマスクである。N95規格は厚生労働省が規定した国家検定規格DS2に準ずる。

N95マスクやDS2マスクは顔にフィットしたものを選択して購入する必要があるようだ。フィットテストを実施して、漏れがないマスクを選ぶ必要がある。実際の装着に際しては、ユーザーシールチェックを実施して、マスクの適正な密閉を確認する必要がある。 医療従事者でないのに、フィットテストを実施したうえで、マスクを購入することなんてできるのだろうか。 どこまで実際に可能で、どこからが非現実的なのかを知っておきたい。

目のシールドについては、水泳用のゴーグルにしよう。 N95マスクやDS2マスクを装着する生活が訪れたら、きっと異常事態だ。 その状況下では水泳用のゴーグルも追加で装着していたとしても、何ら問題ないに違いない。

今回の新型コロナウイルス対策としての行動は、圧倒的に後手々々で進行してしまっているのだけれども、この口惜しさを今後の備えに反映させていければと思う。

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作者:馬場飯