ちゃんぽん菜ノ宮 大宮大成店(日高屋の野菜ちゃんぽん店) - 高田馬場B級グルメ

日高屋を経営するハイデイ日高が業容の拡大を検討しており、その一つがちゃんぽん菜ノ宮である。ちゃんぽん菜ノ宮の「菜」は野菜、「宮」は日高屋発祥の地の大宮を指す。2019年12月17日(火)にちゃんぽん菜ノ宮大宮大成店が1号店として開店予定で、大宮駅から徒歩だと中山道を北上して18分、鉄道博物館駅からは中山道を南下して10分となるため、車でのアクセスが便利だ。駐車場も広い。当初は2020年2月までに野菜ちゃんぽん日高亭としてオープン予定で進行していた。日高屋が値上げで客離れが進むという定石通りの結果に苦戦するなか、ハイデイ日高は新天地を開拓する。なお、間違えやすいが、ちゃんぽん菜の里は、ちゃんぽん菜ノ宮とは別のチェーン店なので注意していただきたい。

日高屋といえば野菜たっぷりタンメンだ。福しん国産野菜タンメンには敵わないものの、1日分の350gの野菜が摂れるというキャッチコピーで日高屋の評判メニューに躍り出た。ちゃんぽん菜ノ宮では、菜ノ宮という店名や、当初店名の野菜ちゃんぽん日高亭から推測するに、日高屋の野菜たっぷりタンメンをベースにした野菜ちゃんぽんが提供されるはずだ。タンメンもちゃんぽんも、肉や野菜を炒めて、そこにスープを注いで乳化させる。その調理手順は大きく変わらない。

ただし麺はちゃんぽん麺にきっと変更される。ちゃんぽん麺とは小麦粉に唐灰汁を配合した麺だ。小麦粉にかん水を配合する中華麺に似ている。もちもちした食感をしており、ストレートな太麺に製麺される。唐灰汁は元々は天然の混合炭酸塩を水に溶かしていたらしいが、現在では炭酸ナトリウムや炭酸カリウムを混合して使用している。中華麺は小麦粉に水、かん水を入れて打つが、かん水の成分は炭酸カリウムが約90%である。これに対してちゃんぽん麺に配合する唐灰汁の成分は炭酸ナトリウムが約90%である。風味が変わり、スープが麺が染み込みやすくなる。

ちゃんぽん菜ノ宮が立ち向かう壁はリンガーハットになる。長崎ちゃんぽんは税抜590円で、めん増量が1.5倍、2倍が無料になる。野菜たっぷりちゃんぽんになると税抜740円だ。ランチでは長崎ちゃんぽん+薄皮ぎょうざ5個ランチが税抜690円で、薄皮ぎょうざ3個ランチが税抜640円になる。全て税抜価格だ。日高屋のちゃんぽん専門店であるちゃんぽん菜ノ宮は、この価格帯よりも低価格帯でチャンポンを販売するはずだ。余程不味くない限り、大歓迎である。2019年12月にオープン予定のちゃんぽん菜ノ宮は間違いなく注目を浴びる。国産野菜を名目に値上げを繰り返したリンガーハットに対して、低価格でも高品質なちゃんぽんをぶつけてくるはずだ。

最後に若干の懸念点を挙げておく。当初予定だった野菜ちゃんぽん日高亭という店名が気になる。日高屋では具材としてエビの取り扱いが限定されている。中華丼と五目あんかけラーメン、カタヤキソバは、上に乗るあんかけが共通化されており、そこにエビが含まれるだけだ。あんかけはセントラルキッチンで調理され、パックに詰められて各店舗に配送されるのだろう。エビ抜きの野菜ちゃんぽんしか提供されない可能性はないだろうか。仮にそうだとしたら中途半端は避けるべきだ。海鮮類を全て除く、エビもイカも入らないちゃんぽんを提供したほうがまだいい。400円台で最安価格を目指しましたというアピールならば、受け入れられる可能性がある。野菜ちゃんぽん490円、新餃子230円で、セットは30円引きで690円になる。リンガーハットのランチが税抜690円なのに対して、ちゃんぽん菜ノ宮のランチは税込690円にできる。

しかし、より現実的なのは、エビとイカ、アサリの入った海鮮ちゃんぽんの提供である。海鮮ちゃんぽんの販売によって、リンガーハットを圧倒できるに違いない。

2019年12月までにオープンする予定のちゃんぽん菜ノ宮ではきっと野菜ちゃんぽんだけではなく海鮮ちゃんぽんも販売される。海鮮という点のアピールに日高屋は抜け目ないはずだが、きっとストレートな表現を用いる。ぷりぷりエビの磯香るちゃんぽんなんてありえない。ストレートに直球で海鮮ちゃんぽんとメニュー名を決定するはずだ。下手したらエビちゃんぽんなんて、よりシンプルなメニュー名で登場するかもしれないくらいだ。

店頭の吊り看板に、ちゃんぽんの写真が掲載された。写真はイメージですと注意書きが添えられている。エビ、イカ、アサリの存在を確認した。紅白の蒲鉾の存在も確認できた。そしてキャベツだ。豚肉、白菜、タマネギ、モヤシ、ニラ、ニンジンは見当たらなかった。日高屋の野菜たっぷりタンメンから完璧に離脱している。ちゃんぽん菜ノ宮オリジナルな具材に仕上げられているようだ。そして、メニュー名はストレートに「ちゃんぽん」だった。ちゃんぽん菜ノ宮のちゃんぽんは、海鮮入りのスタンダードなちゃんぽんになるようだ。より廉価な野菜ちゃんぽんも販売されるのかどうか、その点が非常に気になる。

エビ、イカ、アサリのシーフードミックスの取り扱いをちゃんぽん菜ノ宮が開始する可能性が高いが、これは翻って日高屋のメニューにも影響を与えるかもしれない。日高屋のあんかけ三品(中華丼、五目あんかけラーメン、カタヤキソバ)の具材にイカとアサリが追加される可能性がある。価格が据え置きだったら最高だ。値上げにつながらない程度に相乗効果を上げていっていただきたい。

ちゃんぽん菜ノ宮のメニュー(価格)が明らかになった。

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作者:馬場飯