松のやのカレーそば、カレーうどんが290円で笑う! - 松屋ファンクラブ

松のやでは揚げ物だけではなく、そばやうどんも販売されている。松のやのそばは松そば創業の布石だった。松のやのそばは松そばの十割そばにつながる。松そば一号店が松のやを併設しているのも不思議ではない。松そばは松屋グループのヽ松(てんまつ)の系譜に連なるが、松のやとも近い距離にあることは間違いない。

松のやではカレーも販売されている。スープカレーだ。より厳密にいえばスパイシースープカレーだ。なぜカレーではなくスープカレーなのか。そして、もっと言えば、なぜスープカレーではなく、スパイシースープカレーなのか。

松のやのカレーがスープカレーなのは、松のやがそばやうどんを販売しているため、そばやうどんに流用しやすいからではないだろうか。カレーを出汁で割ってから、そばやうどんに使用するのではなく、スープカレーなので、そばやうどんにそのまま使用しているのではないだろうか。

松のやのスープカレーがスパイシースープカレーなのは、松のやの本業である揚げ物、具体的にはロースかつやささみかつや大判ヒレかつなのだが、これらのカツに負けないカレー、これらのカツの味を引き立たせるカレーを追求した結果、スパイシースープカレーになったからではないだろうか。

松のやのスパイシースープカレーとは、そばやうどんにも合わせやすく、揚げ物にも合わせやすいカレーなのではないだろうか。

松のやのカレーそば、カレーうどんに注目したいのだが、まずは松のやのかけそばからだ。

松のやのかけそばは290円である。立ち食いそばチェーン店の価格だ。かけそばは温かいつゆのそばである。もう一手間かけて、そばの茹で上がり後に冷水で洗って、冷たいつゆにぶっかけると冷かけそば(ぶっかけそば)になり、そば猪口に冷たいつゆを準備して浸して食べるともりそばになる。松のやでは冷かけそばももりそばも販売されていない。メニューを取捨選択している。松のやでは、そばやうどんはサブメニューだ。手間暇のかかるメニューは除外されている。

松のやではカレーそばやカレーうどんが販売されている。得意のスパイシースープカレーだ。スパイシースープカレーのそばやうどんである。松のやのかけそばは290円だった。松のやのカレーそばやカレーうどんはいくらで販売されているのだろうか。

+100円の390円だろうか。違う。松のやでは、そばやうどんが販売されており、単なるカレーではなく、そばやうどんにも流用しやすいスープカレーが販売されている。効率的なオペレーションが実践されているため、当然ながらコストダウンが図られている。+100円する必要はない。

+50円の340円だろうか。残念ながら違う。

+0円の290円が正解である。あり得ない。確かに、かけそばにはワカメが乗る。カレーそばにはワカメが乗らない。ちょっとした具材の違いはあるが、かけそばとカレーそばが同価格なのだ。普通に驚かざるを得ない。

松のやは、かけそばが290円で、カレーそばも290円だ。どういうことなのか、とことん説明してもらいたい。立ち食いそば業界を破壊する気なのか。

しかも、唐揚げ3個のトッピングが+160円だ。松のやで唐揚げ3個を惣菜として単品注文すると230円になる。唐揚げ定食650円に唐揚げ3個を追加すると、たっぷり唐揚げ定食850円になるが、その差額は200円だ。松のやでは、そばやうどんが激しく安く、その激しさは唐揚げ3個の価格にまで影響を及ぼしてしまっている。

とはいえ、もちろんただ一つ、極めて肝心なことが抜け落ちているということは否めない。

まだ松のやのカレーそばやカレーうどんを食べたことがないのだ。とはいえ、以上のように書き連ねており、当然ではあるが、今月中には注文することになるはずだ。関心度はマックスだ。松のやのカレーそばを食べてみたい。

最後に記録として残しておきたいのだが、現時点での松のやの訪問具合なのだが、セルフサービス店舗限定で利用している。ライスとみそ汁がお代わり無料になるので、それを意識している。最高傑作は得朝ロースかつ定食で、朝定食を外せば、ささみかつ定食松のやでおすすめのメニューだと考えている。

もし松のやのカレーそばやカレーうどんが一線を画したメニューだったら、ライスとみそ汁がお代わり自由のセルフサービス店舗以外でも、松のやに通うことができるようになる。これは画期的なことだ。すげー。ぶっちゃけ、松のやはもっとカレーそば290円をアピールしまくってもいいんじゃないの。本当にすげー。……ということで、実際に松のやのカレーそばを食べてきたので、宜しければ続けてどうぞ。

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作者:馬場飯