アゲルヤの手作りチキン南蛮定食
2020年1月にアゲルヤ大塚店で手作りチキン南蛮定食を食べた。 アゲルヤの手作りチキン南蛮定食はアゲルヤの二大看板メニューの一つである。 もう一つはから揚げ定食となる。
アゲルヤの手作りチキン南蛮定食は、チキン南蛮4個と千切りキャベツ、ライス、スープのセットだ。 ライスは大盛に変更しても無料となる。今回は大盛にした。特盛ならば+50円だ。 スープはみそ汁とビーフコンソメスープのどちらかを選べる。今回はビーフコンソメスープにした。
まずはベジファーストだ。 チキン南蛮と一緒の皿に盛られた千切りキャベツから食べることにする。 玉ネギドレッシングをしっかりと振ってから、千切りキャベツにかける。 刻まれた玉ネギがドレッシング内にたっぷりと入っていた。 素晴らしい。 しかし、ドレッシングは粘りが薄く、オイルが下へ下へと落ちていく。 チキン南蛮は皿に直盛りされている。 金網の上に載せられていない。 オイルがチキン南蛮に到達することを恐れて、ドレッシングをかけるのを中断する。 千切りキャベツはドレッシングがかかっている箇所だけ味見程度に食べて、残りは後で食べることにする。 キャベツと、そこにほんのちょっぴりだけ追加されている紫キャベツとニンジンの千切りを食べる。 玉ネギドレッシングが美味かった。 とても好みだ。 セブンプレミアムのコクの炒め玉ねぎドレッシングには劣るが、とても美味い。 次はチキン南蛮だ。
チキン南蛮は、鶏の一枚肉を揚げたものではなかった。鶏のから揚げだった。事前に知っていたので、面食らうことはなかったが、チキン南蛮といえば、鶏の一枚肉をそのまま使うという思い込みがある。アゲルヤは株式会社プレナスが経営しており、ほっともっとややよい軒と同じグループだが、ほっともっとのチキン南蛮弁当もやよい軒のチキン南蛮定食も鶏の一枚肉を揚げたものだ。アゲルヤの手作りチキン南蛮定食は、全くの別物だと考えたほうがいい。
アゲルヤのチキン南蛮とは、甘酢ソースが少量かけられた鶏のから揚げで、タルタルソースが小椀で添えられている。
から揚げの衣はキツネ色というよりもやや白く、齧るとサクサクした歯応えで柔らかい。衣には厚みがあるが、ガリッとかカリッとかではなく、サクッとした食感だ。衣自体に旨味があるが、味付けはとても薄味だった。参ったのが、から揚げの一部は衣だけの塊で、齧っても鶏肉が入っていない箇所が目立っていたことだ。鶏肉についてはジューシーさがあんまりなく、大きさもやや小ぶりではあるものの、とても柔らかかった。ジューシーさに欠くところはあるものの、非常に柔らかいので、鶏むね肉ではなく鶏もも肉を使用しているのだと思う。甘酢ソースは極少量だけかけられている。チキン南蛮なんだから甘酢ソースがかけられていてしかるべきだという思い込みがなければ、その存在を察知することは困難を極めるに違いない。このから揚げは味付けが淡白なので、タルタルソースに合わせて食べることが前提にされていそうだが、そのまま食べても薄味のから揚げとして悪くはなかった。
から揚げをタルタルソースにつけて食べると普通に美味い。タルタルソースが好きだ。タルタルソースが美味いことで、から揚げも美味いという気分になっているのだろうが、全く問題ない。美味いものは美味いのだ。問題はタルタルソースの量だ。少ない。もっと多くていい。衣で巨大化されたから揚げは1個を一口で食べることができない大きさになっているのだが、これにたっぷりタルタルソースを絡めて食べようとすると、タルタルソースが不足してしまうのだ。そこで配分を考えながら食べ進めることになるのだが、何も考えずにタルタルソースまみれで食べ進めたい。
ごはんは大盛に変更して正解だった。おかずの量とぴったりだ。しっかり満腹感も味わえる。特盛は注文してはいけない。きっと苦しくなる分量になる。残っていた千切りキャベツを玉ネギドレッシングで食べ尽くし、最後にビーフコンソメスープを飲む。後客は多分全員がビーフコンソメスープではなくみそ汁を選んでいた。誰も選ばないビーフコンソメスープを飲んでみたが、普通に美味かった。満足だ。ただ、しっかり濃い味なので、食後の温かいほうじ茶は必須だ。
もし近所にアゲルヤが開店したら、手作りチキン南蛮定食をオープン記念価格の500円で注文できるうちに試していただきたい。ワンコインで満腹、満足になること、間違いない。なお、蛇足になるが、後日、アゲルヤの手作りチキン南蛮定食のチキン南蛮は、から揚げではなく、とり天であることに気づいた。
作者:馬場飯