やよい軒で十六穀米が終了、もち麦ごはんの提供が開始 - 高田馬場B級グルメ

やよい軒のメニューの最大の特徴は、定食・朝食メニューのごはんがお代わり自由なことである。店内には炊飯器が置かれており、セルフサービスでごはんを自由にお代わりすることができる。ごはんのお代わりを店員に注文せずに済むので、気兼ねなく好みの量でごはんをお代わりすることができる。

無限ライスである。

が、やよい軒は白米のごはんの代わりに十六穀米を注文できる。お代わりこそできないが、大盛りは無料サービスとなる。

十六穀米に使用されている穀物は、もち黒米・黒大豆(黒千石100%)・小豆・はだか麦・もち玄米・丸麦・発芽玄米・もち麦・たかきび・とうもろこし・黄大豆・もち赤米・ハト麦・もちきび・もちあわ・ひえである。

2019年9月2日、やよい軒で十六穀米の提供が終了した。2019年9月5日からもち麦ごはんの提供を開始する。

お代わり自由の白米ごはんから十六穀米は無料で変更でき大盛りも無料だった。もち麦ごはんは変更が+30円で大盛りが+80円である。実質的には値上げとなる。

十六穀米からもち麦ごはんへ

2019年9月4日である。十六穀米も、もち麦ごはんも注文できない。

数年後に振り返ると、あの瞬間がその後の流れを決定づけたといえる、そういった瞬間がある。今、やよい軒はそういった瞬間にあるのかもしれない。

十六穀米ももち麦ごはんも注文できない。そういった瞬間だ。

今、この瞬間というのはは十六穀米やもち麦ごはんだけに限った話ではない。やよい軒のオペレーションが大きく変更されたようなのだ。

やよい軒で十六穀米が終了、もち麦ごはんの提供が開始されただけではない?

やよい軒で納豆定食を注文した。

納豆は陶器の食器にあらかじめ移されている。添えられている練り辛子や卓上の醤油や七味唐辛子のどれを追加するか一瞬迷う。しかし結局、刻みごま白菜漬を選ぶ。卓上にあるやよい軒のお漬物だ。撹拌する。

違う、以上は嘘で実態は違っている。本日から違う。正確には昨日から違っているようだ。

納豆は発泡スチロールの容器ごと陶器の食器に乗せられている。自ら食器に移すらしい。納豆を覆うビニールを剥がして、陶器の食器に納豆を移す。ちょっぴりベトベトして手間だ。添えられている練り辛子や卓上の醤油や七味唐辛子のどれを追加するか一瞬迷う。しかし結局、刻みごま白菜漬を選ぶ。卓上にあるやよい軒のお漬物だ。撹拌する。

以上が正しい。やよい軒のオペレーションが大きく変更されたようだ。

周囲でもクレームが続いているようだ。詳細は聞こえてこないが「レモンがない」「昨日からマニュアルが変更になりました。すみません」といった遣り取りが頻繁に続いているようだ。客からすればマニュアル変更は直接的な説明になっていない。サービス内容が変更になった、レモンの提供がなくなったと説明すべきだ。やよい軒はとても説明が下手くそなんだと思う。そこからして混乱があるようだ。

やよい軒の理屈は客目線ではない?

やよい軒はご飯がお代わり自由だったところを有料化しようとしたことがある。お代わりをしない客から不公平だという声があったかららしい。

やよい軒は、ご飯をお代わりをしない客のために値引きせず、ご飯をお代わりをする客に対して値上げをした。この判断は企業として正しいが、その判断を裏付ける説明の仕方は間違った。値上げの原因はご飯のお代わりをする客が不公平だからとしたのだ。

今後も続くだろう。企業の体質は一朝一夕では変わらない。やよい軒は不器用なのだ。高倉健だ。

2019年9月2日はやよい軒が客から愛想を尽かされた記念日になるかもしれない

文字通りである。2019年9月2日はやよい軒が客から愛想を尽かされた記念日になるかもしれない

以上、警告した。やよい軒よ、注意してくれ。

最後にアプリのエビフライについて

冷静に考える。

だーーっと書いた。2019年9月2日はやよい軒が客から愛想を尽かされた記念日になるかもしれない、というのが結論だ。

なぜ、だ?

レモンがなかったからか。注文は納豆定食だ。そもそもレモンなんてない。レモンがないだけで、やよい軒は客から愛想を尽かされるのか。

納豆のビニールがベトベトしていたからか。それは少しだけあるかもしれない。しかし、それだけでやよい軒が客から愛想を尽かされた記念日という結論に至るものなのだろうか。

あれじゃないか。やよい軒のアプリなのだ。アプリをインストールすると、唐揚げの無料クーポンがいただけるのだ。2019年9月2日、唐揚げの無料クーポンはエビフライ2本の無料クーポンに変更された。勝手だ。選択の余地はない。

納豆定食にエビフライ2本を追加注文したのだが、エビフライなのにエビのプリプリとした食感がなかった。不思議なことにエビの風味は満喫できた。エビフライを口に運んで、口の中がエビの風味で満たされた。が、風味だけだ。エビ本体のプリプリとした食感が皆無ではないか!

ただその怒りがこのページに帰結したのではないだろうか。たかだかエビフライだ。されどエビフライだ。

客は理不尽だ。日頃、その理不尽さを受け止めてくれているやよい軒にエールを捧げたい。感謝します!……でもエビフライにエビをもっと!

さて、最後にだが、とりあえずやよい軒の十六穀米が大盛り無料の頃を振り返るか、今後のさらなるやよい軒のサービス劣化を確認するかしよう。ただ耐えられない方も多いに違いない。そんな皆さまに捧げる記事はやよい軒の納豆定食の秘密です。やよい軒が好きな方は幅広いですが、そのなかでも極少数なミニマム質実剛健なやよい軒愛好者の生き様とその探究心を語ります。よろしくどうぞ!

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作者:馬場飯