天丼てんやの券売機設置店と大江戸てんや - 東京天丼

てんや浅草雷門店は2018年10月2日から大江戸てんやとして営業を開始し、大江戸てんやは2019年12月15日に閉店となった

大江戸てんやは訪日外国人をターゲットにした実験店だった。ロイヤルホールディングスはチャレンジ店舗と呼んでいた。客目線でいえば、三点の特徴があった。

まず第一に、現金が使えなかった。完全なキャッシュレス化だ。クレジットカード、電子マネー、モバイル決済だけ利用可能で、現金および金券・優待券・各種販促特典は使えなかった。

そして第二に、セルフサービス方式だった。注文と会計を終えた後に、自ら注文品を席まで運び、食事後には自ら食器を片付ける。

最後になるが、何よりも価格が高かった。現金が使えず、セルフサービス方式であるにもかかわらず、天丼てんやよりも大江戸てんやは価格設定が高かった

区分品名天ぷら価格
天丼天丼(松)海老x5、かぼちゃ、おくら1,180円
天丼(竹)海老x2、穴子、いか、かぼちゃ、おくら980円
天丼(梅)海老x2、いか、かぼちゃ、おくら750円
野菜天丼かぼちゃ、おくら、なす、さつまいも、れんこん、
まいたけ、ヤングコーン、パプリカ、ブロッコリー
800円
串天すり身串天すり身200円
えび・いか串天海老、いか300円
ハムステーキ天ハム250円

大江戸てんやとは、天丼てんやが生き残りを図るため、訪日外国人という一見客をカモにして、人件費削減と店舗オペレーション効率化の実験を試みた店舗だった。大江戸てんやは、浅草という観光地を舞台に、天丼てんやの常連客になりうる日本人を退け、訪日外国人に訴求する仕掛けをもって、今後の天丼てんやの未来をかけた壮大な実験を繰り広げてきたのだ。大江戸てんやでのノウハウが、天丼てんやの券売機会計店に引き継がれたということは容易に想像できるが、客目線で悪い意味ではなく、良い意味でのノウハウ引き継ぎであって欲しいと切に願う。

それと最後に一言だけ、訪日外国人で大江戸てんやを利用した方々、ごめんなさい。日本は競争社会なんです、資本主義なんです。ごめんなさい。

天丼てんやの券売機設置店

天丼てんやの券売機設置店は2019年12月現在で15店舗あった。新宿東口店・新宿イーストサイドスクエア店・渋谷地下鉄ビル店・南池袋店・上野店・上野浅草口店・秋葉原店・丸の内北口店・新橋店・赤坂見附店・KITTE 博多店・キャナルシティ博多店・香芝 SA 下り店・刈谷ハイウェイオアシス近鉄パークハウス店・イオンタウン姶良店だ。

15店舗のうち、公式サイトで配布される50円値引きクーポンの使用できる券売機を設置している店舗は都内の9店舗だけとなる。新宿東口店・新宿イーストサイドスクエア店・南池袋店・上野店・上野浅草口店・秋葉原店・新橋店・赤坂見附店・京急大森海岸店だ。

天丼てんやの券売機店舗は、大江戸てんやとは異なり、現金も使える。現金に加えてQRコード決済も可能になったのが券売機店舗である。しかし、券売機設置店はQRコード決済によるメリットを享受できるものの、てんやの日に配布される100円割引券が使えない。てんやにはてんやの日と100円割引券を使用する日にしか訪問しないという客(俺だ!)にとって、券売機設置店は目の敵でしかない。

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作者:馬場飯