天丼てんやのお替り自由の定食ごはんは罠?天ぷら定食へ警告! - 東京天丼

天丼てんやの定食ごはんはお替りが自由だ。

定食ごはんがお代わり自由なチェーン店といえば、やよい軒が有名だ。卓上にある取り放題の漬物を駆使して、無限にごはんが食べられる。一方で、てんやの定食ごはんも、卓上にある取り放題の漬物を駆使して、無限にごはんが食べられるのだが、やよい軒ほど話題にならない。

やはり価格が原因の一つなのではないかと思う。

やよい軒では、しょうが焼定食640円を注文すれば、ごはんがお代わり自由になる。さらに、朝食メニューならば、納豆朝食390円を注文すれば、ごはんがお代わり自由になる。それに対して、てんやでは、天ぷら定食730円を注文して、はじめてごはんがお替り自由になるのだ。てんやの定食の価格帯は、やよい軒よりも高めに設定されている。

てんやの定食の価格に絶望させられる

てんやの天丼は540円だ。+190円すると、ほうれん草のおひたしが付いて天ぷら定食になる。より正確には、+190円すると、ほうれん草のおひたしと醤油、天つゆに大根おろしとすりおろし生姜が付く。そして、ごはんのお代わりが自由になる。ところが、+190円という価格が割高すぎて、天丼を定食に変更する気が削がれてしまうのだ。醤油、天つゆ、大根おろし、すりおろし生姜は調味料と薬味だ。実質的には、+190円で、ほうれん草のおひたしとお替りごはんを注文することになる。

てんやで天ぷら定食はおすすめできない。てんやでは天丼のほうがまだマシだ。さらに言えば、てんやでは単品ごはんにお好み天ぷらをトッピングするのがおすすめだ。単品ごはんは150円だ。これにお好み天ぷらを追加する。例えば白身魚(きす)100円やなす80円を追加すると、330円のお好み天丼が完成する。

てんやで高価格なメニューを注文しても満足度の上昇は小さいが、低価格なメニューを注文してもそれなりの満足度が得られるため、低価格帯のメニューのほうがてんやではむしろコスパが良いのだ。極論だが、天ぷら定食730円なんてあり得ない。天丼540円も高い。50円割引クーポンを使って490円でもまだ高い。100円割引券を使って440円になってはじめて天丼を注文する気になれるそれでも、単品ごはんに白身魚となすを追加したお好み天丼330円といい勝負といえる。

さらに言えば、お好み天丼330円を注文するときに、無料持ち帰りサービスの揚げ玉も注文しておいて、帰宅後に、てんやの天かす丼で締める。ここまで徹底すれば完璧ではあるが、やりすぎ感も少しばかり漂ってくることになる。単品ごはんを注文するときは、揚げ玉の追加注文を自粛することにしよう。

てんやでお替り自由の定食ごはんは鼻先の人参だ。警告する。明らかに罠だ。

天ぷらをおかずに全力でごはんを食べようとすると、財布が軽くなり、身体の贅肉が重くなる。日常的に天ぷらごはんで満腹になっていても、良いことなんかありゃしない。ごく少量の本当に好きな天ぷらを味わって食べてこそ、財布にも身体にも優しくなれるのだ。てんやではぜひ低価格帯のメニュー選定に注力していただきたい。

などと書き連ねておきながら、何なのだが、天丼でもなく、天ぷら定食でもない、てんやの天ぷら飯をご存知だろうか。誰もが狂喜乱舞するコスパに長けた天丼てんやの復活劇は天ぷら飯から開始するような気がしてならない。

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作者:馬場飯